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西村能舞台で喜寿迎えた時習館14回生祝福

喜寿を祝う「高砂」の舞=いずれも西村能舞台で
喜寿を祝う「高砂」の舞=いずれも西村能舞台で
演者は特製の手作りマスクでコロナ防止にも配慮
演者は特製の手作りマスクでコロナ防止にも配慮

 豊橋市上伝馬町の西村能舞台(西村順二代表)で、今年度77歳となる時習館14回生16人を招き、宝生流能楽師による「高砂」を上演した。コロナ禍の中、喜寿を迎えた人たちを能でお祝いした。
 西村能舞台は1976年に建てられた私設の能舞台。日本の伝統文化「能楽」を多くの人に身近に感じてもらうため、体験講座などの取り組みをしている。
 今回は西村代表の母、節子さんが喜寿を迎えるにあたり、同窓生を招いた。当日は東三河をはじめ、名古屋、東京、神奈川、長野、静岡などから同窓生が訪れた。西村代表のあいさつに続き、飛雲会の連吟「羽衣」、宝生流能楽師の澤田宏司さんによる仕舞「鶴亀」、面と装束の話に続き、宝生流能楽師の内藤飛能さんによる舞囃子「高砂」が披露され、来場者を幽玄の世界にいざなった。
 自動検温器やアルコール消毒、空気循環器、加湿器を設置し、窓を解放して感染防止に努めた。来場者はマスクを着け、演者は青色の手作りマスク(謡の際に声の出しやすいタイプ)を着けるなどした。西村代表の家族が作ったという。
 来場者からは「迫力もすごく感動した」「以前、能楽堂で見た能よりも良かった」「懐かしい顔ぶれに会えてよかった」「伝統の火を絶やさず頑張って」などの声が聞かれたという。
 「お客さまの温かい声をいただき、ただただ良かったとこちらが感謝している」と西村代表。「今後も広く地域の皆さま方に古典芸能に触れる機会を作っていきたい。海外の方々にも親しみやすい文化となるよう、国内外へ少しづつ発信していければ」と語る。
【田中博子】

 豊橋市上伝馬町の西村能舞台(西村順二代表)で、今年度77歳となる時習館14回生16人を招き、宝生流能楽師による「高砂」を上演した。コロナ禍の中、喜寿を迎えた人たちを能でお祝いした。
 西村能舞台は1976年に建てられた私設の能舞台。日本の伝統文化「能楽」を多くの人に身近に感じてもらうため、体験講座などの取り組みをしている。
 今回は西村代表の母、節子さんが喜寿を迎えるにあたり、同窓生を招いた。当日は東三河をはじめ、名古屋、東京、神奈川、長野、静岡などから同窓生が訪れた。西村代表のあいさつに続き、飛雲会の連吟「羽衣」、宝生流能楽師の澤田宏司さんによる仕舞「鶴亀」、面と装束の話に続き、宝生流能楽師の内藤飛能さんによる舞囃子「高砂」が披露され、来場者を幽玄の世界にいざなった。
 自動検温器やアルコール消毒、空気循環器、加湿器を設置し、窓を解放して感染防止に努めた。来場者はマスクを着け、演者は青色の手作りマスク(謡の際に声の出しやすいタイプ)を着けるなどした。西村代表の家族が作ったという。
 来場者からは「迫力もすごく感動した」「以前、能楽堂で見た能よりも良かった」「懐かしい顔ぶれに会えてよかった」「伝統の火を絶やさず頑張って」などの声が聞かれたという。
 「お客さまの温かい声をいただき、ただただ良かったとこちらが感謝している」と西村代表。「今後も広く地域の皆さま方に古典芸能に触れる機会を作っていきたい。海外の方々にも親しみやすい文化となるよう、国内外へ少しづつ発信していければ」と語る。
【田中博子】

喜寿を祝う「高砂」の舞=いずれも西村能舞台で
喜寿を祝う「高砂」の舞=いずれも西村能舞台で
演者は特製の手作りマスクでコロナ防止にも配慮
演者は特製の手作りマスクでコロナ防止にも配慮

カテゴリー:社会・経済

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