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感覚過敏の人らに豊橋総合動植物園無料開放へ

のんほいパーク(5月)
のんほいパーク(5月)

 豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は、人の声や赤ちゃんの泣き声、人混みが苦手な感覚過敏の人らを対象に、休園日に利用できる入園許可制度を11月9日から始める。全国でも初の取り組み。
 落ち着いた環境で、園内を散策し、動物たちの生き生きとした姿を見てもらう。園は「より一層、地域から愛される場を目指す」としている。
 県自閉症協会・つぼみの会の理事、花島紀秀さんによると、感覚過敏の人は人混みに行くとさまざまな音に囲まれてパニックを起こすことがある。このため、動物園人気が高い今でも、行きづらさを感じている。自身の娘の話として「6回動物園に行ったが、5回は立ちすくんでしまって動けなくなった」と語る。
 欧米のスーパーマーケットでは、静寂の時間を設け、このような人々も利用しやすい環境づくりを進めているところもある。花島さんらが豊橋市に働きかけ、実現した。
 入園できるのは小学生以上が第2、第4月曜、未就学児は第3月曜で、いずれも午前10時から午後3時。月曜が祝日などの開園日の場合は翌平日。本人と付き添い2人まで無料。休園日のため、大温室や遊園地、レストランや売店は営業していない。
 利用する際には事前の申請が必要で、園は「1~2週間前に申請を」と呼びかける。原則、申請を断ることはしないという。
【山田一晶】

 豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は、人の声や赤ちゃんの泣き声、人混みが苦手な感覚過敏の人らを対象に、休園日に利用できる入園許可制度を11月9日から始める。全国でも初の取り組み。
 落ち着いた環境で、園内を散策し、動物たちの生き生きとした姿を見てもらう。園は「より一層、地域から愛される場を目指す」としている。
 県自閉症協会・つぼみの会の理事、花島紀秀さんによると、感覚過敏の人は人混みに行くとさまざまな音に囲まれてパニックを起こすことがある。このため、動物園人気が高い今でも、行きづらさを感じている。自身の娘の話として「6回動物園に行ったが、5回は立ちすくんでしまって動けなくなった」と語る。
 欧米のスーパーマーケットでは、静寂の時間を設け、このような人々も利用しやすい環境づくりを進めているところもある。花島さんらが豊橋市に働きかけ、実現した。
 入園できるのは小学生以上が第2、第4月曜、未就学児は第3月曜で、いずれも午前10時から午後3時。月曜が祝日などの開園日の場合は翌平日。本人と付き添い2人まで無料。休園日のため、大温室や遊園地、レストランや売店は営業していない。
 利用する際には事前の申請が必要で、園は「1~2週間前に申請を」と呼びかける。原則、申請を断ることはしないという。
【山田一晶】

のんほいパーク(5月)
のんほいパーク(5月)

カテゴリー:社会・経済

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