豊橋でインターナショナルプチフェス

　１日だけのプチ世界旅行を楽しんで－。地域に暮らす外国人と日本人が参加し、相互理解や交流を深める「とよはしインターナショナル“プチ”フェスティバル２０２０」（実行委員会主催、東愛知新聞社など後援）が15日、豊橋市のこども未来館ここにこで開かれた。市内外の団体や外国籍を含む市民らが楽しい時間を過ごした。
　１９８９年から続く恒例イベント。例年なら民族舞踊や楽器演奏といったステージのほか、茶席など外国人向けの日本文化による接待があるが、今回は新型コロナウイルス対策として取りやめ、プチ（小規模）開催とした。
　ここにこ広場では、国際交流団体の活動を紹介するパネル展示や「国際交流フォトコンテスト」優秀作品の貼り出し、「エスコーラの子どもたち絵画展」などがあった。絵画展のテーマは「コロナウイルス」で、子どもたちが感染予防やウイルス撲滅への思いを描いた作品が会場を彩った。また、今回初めて「３密」対策で「日本語スピーチコンテスト」をウェブ配信し、５００件の閲覧があるなど好評だった。
　芝生広場では、クレープやタコス、ジャークチキン、小籠包、ボルシチなど世界各国の料理が楽しめるワールドグルメやフェアトレード品の販売もあり、家族連れらの人気を集めていた。
【田中博子】