豊橋2会場で「おかえり!はやぶさ2展」

　今月６日に地球に帰還した「はやぶさ２」の活躍を紹介する「おかえり！はやぶさ２展」が、豊橋市大岩町の「とよはしプラネタリウム（豊橋市視聴覚教育センター）」と、同市羽根井町の「豊橋市中央図書館」の２会場で開かれている。
　とよはしプラネタリウムでは、「はやぶさ２」の帰還に向けて、１年前から準備したという番組「小惑星探査機はやぶさ２　太陽系の起源を探る大いなる冒険」を11月から投映している。これに合わせ、パネルや模型などの資料による「おかえり！はやぶさ２展」を始めた。
　今月８日からは、プラネタリウムだけでなく、より広い地域の人に「はやぶさ２」について知ってもらおうと、資料の一部を中央図書館に移し、２会場での展示を開始した。
　プラネタリウムでは、小惑星「リュウグウ」や「はやぶさ２」の役割などを紹介した文章を展示。帰還前には帰還までのカウントダウンを、帰還後には刻々と変わる「はやぶさ２」についての情報を書いたホワイトボードを掲示したほか、「はやぶさ２」を扱った天文雑誌も閲覧用に並べている。
　「今後も新しい情報が入り次第、随時加えていく予定です」と、担当の杉浦裕紀学芸員。プラネタリウム番組も、帰還後の初の臨時投映をした９日、平日昼間にも関わらず多くのファンが足を運んだという。
　一方、中央図書館情報発信コーナーには解説パネルのほか、「はやぶさ」「はやぶさ２」の模型、ブロック玩具で作った「はやぶさ」などを展示。貸し出しもする関連書籍のコーナーも設けたほか、プラネタリウム番組の紹介画像も流しており、来館者らの関心を集めている。
　展示はいずれも27日まで。
【田中博子】