コロナ新規陽性者 県内最多の248人、豊橋は7人

　県は16日、新たに２４８人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。再感染の１人を含む。一日の数としては今月９日の２４５人を上回り、過去最多。２日連続で２００人を超えた。１００人超は23日連続となった。県は18日から１月11日まで県全域で、酒類を提供する飲食店などに対し営業時間短縮や、休業を要請する。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が95人（再感染１）、名古屋市が１２２人、豊橋市が７人、岡崎市が８人、豊田市が16人。名古屋、岡崎の両市も１日の数字としては過去最多。
　豊橋市の７人は20代男性２人、30代男性１人、50代女性２人、70代と80代の女性各１人。４人はすでに陽性と判明している人の濃厚接触者で、自宅待機を指示されていた。

豊川市民病院が８２２人検査で陽性３人発表

　また、院内感染によるクラスター（感染者集団）が起きている豊川市民病院は16日、12～15日にかけての８２２人を検査した結果、20代の男性看護師１人と患者２人が陽性と判明したと発表した。
　一方、15日に陽性と発表された２１６人の地域別内訳は、名古屋市が90人。東三河は豊橋市の５人と、豊川市の60代男女と、新城市の40代女性。３人はすでに陽性と判明している人の濃厚接触者。
　年代別内訳は、20代が48人、50代が31人、30代、40代、60代が各27人だった。
　10月21日から12月15日までの陽性者は７２６８人となった。第１例からの累計は１万３０００人を超え、１万３０５４人となった。70代以上の割合は13・３％、感染経路不明者は45・６％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・９％。死者は２人増えて１４７人となった。
　15日現在の入院は５１３人、入院調整は14人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２７５人、自宅療養は１１３７人。
【山田一晶】