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豊川市桜ヶ丘ミュージアムでヘンリー市川回顧展開催中

市川氏の作品「宇宙への通信」と甥の明さん夫妻=桜ヶ丘ミュージアムで
市川氏の作品「宇宙への通信」と甥の明さん夫妻=桜ヶ丘ミュージアムで

 豊橋市ゆかりの洋画家・ヘンリー市川(本名・市川宏)氏の遺作を紹介する「ヘンリー市川回顧展~河野多惠子が愛した画家~」が、みわの会(後藤みわ子代表)主催(東愛知新聞社など後援)で豊川市桜ヶ丘ミュージアムで開かれている。26日まで。
 夫人で、芥川賞作家の故・河野多惠子氏と共に人生を歩んだ市川氏が、主に米国ニューヨーク在住時に描いた油絵やスケッチ約90点を展示。実際に目の当たりにした広島や長崎での原爆の惨状や、2001年9月11日の米国同時多発テロをモチーフにした抽象画「September11、2001」もある。絵はがきやクリアファイルの販売もある。
 大半の作品はタイトルが存在しないが、無数で細かい幾何学模様で表現された絵には、珍しく裏に「宇宙への通信」と記されていた。市川氏の甥で、みわの会の協力を得て日本での個展初開催を実現させた河野明さん(66)は「観れば観るほど魅了される」とお気に入り。妻の安美さん(57)も「他にも遺作が多数ある。整理して、また見ていただく機会を設けたい」と話す。
 みわの会は同じ会場で「私たちの選ぶ郷土の作家たち」も同時開催中。物故者を含む地元ゆかりの17人による約60点の絵画を展示している。
(由本裕貴)

 豊橋市ゆかりの洋画家・ヘンリー市川(本名・市川宏)氏の遺作を紹介する「ヘンリー市川回顧展~河野多惠子が愛した画家~」が、みわの会(後藤みわ子代表)主催(東愛知新聞社など後援)で豊川市桜ヶ丘ミュージアムで開かれている。26日まで。
 夫人で、芥川賞作家の故・河野多惠子氏と共に人生を歩んだ市川氏が、主に米国ニューヨーク在住時に描いた油絵やスケッチ約90点を展示。実際に目の当たりにした広島や長崎での原爆の惨状や、2001年9月11日の米国同時多発テロをモチーフにした抽象画「September11、2001」もある。絵はがきやクリアファイルの販売もある。
 大半の作品はタイトルが存在しないが、無数で細かい幾何学模様で表現された絵には、珍しく裏に「宇宙への通信」と記されていた。市川氏の甥で、みわの会の協力を得て日本での個展初開催を実現させた河野明さん(66)は「観れば観るほど魅了される」とお気に入り。妻の安美さん(57)も「他にも遺作が多数ある。整理して、また見ていただく機会を設けたい」と話す。
 みわの会は同じ会場で「私たちの選ぶ郷土の作家たち」も同時開催中。物故者を含む地元ゆかりの17人による約60点の絵画を展示している。
(由本裕貴)

市川氏の作品「宇宙への通信」と甥の明さん夫妻=桜ヶ丘ミュージアムで
市川氏の作品「宇宙への通信」と甥の明さん夫妻=桜ヶ丘ミュージアムで

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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