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新城の寳珠院 樹木葬が注目浴びる

樹木葬の区画。すでに利用者がおり、予約も入っている=井代大貝津の寳珠院で
樹木葬の区画。すでに利用者がおり、予約も入っている=井代大貝津の寳珠院で

 新城市井代大貝津の「寳珠院」には、市内では初の樹木葬墓がある。住職の涌出智志さん(44)が宗派を問わず、利用を勧めている。
 無住寺だったが、2015年に涌出さんが住職になった。檀家は88ある。1418(応永25)年に開山。後に井代城主となった菅沼定仙、定政等が菩提寺とした縁により、寺院が建築された。1575(天正3)年の長篠設楽原合戦時の兵火で本堂や古文書などが焼失したと伝わる。
 樹木葬を始めたのは2019年3月。時代の変化で、納骨の方法が多様化していることを受け、涌出さんが発案した。自然葬の一つで、墓に納骨せず、霊園の敷地や自然の山木や草花の下に遺骨を埋葬する。自然へ還る姿の一つとして、選ぶ人が増えている。
 寳珠院の樹木葬は、樹齢約70年の桜を墓標とする。寺院の専用区画に遺骨を埋葬する。墓誌があり、その下の空間へ布の袋に入れた遺骨を納める。底は土で、やがて骨は自然に還るという流れだ。墓標の桜のほか、周囲には初夏の緑が美しいヤマボウシ、モミジの木もある。
 涌出さんは「新型コロナウイルス禍の中での新しい埋葬の形として検討してもらえれば」と話す。
 夫婦や家族での使用もできる。宗派などは問わない。問い合わせは「寳珠院(ほうしゅいん)」(0536・32・1306)へ。
【山田一晶】

 新城市井代大貝津の「寳珠院」には、市内では初の樹木葬墓がある。住職の涌出智志さん(44)が宗派を問わず、利用を勧めている。
 無住寺だったが、2015年に涌出さんが住職になった。檀家は88ある。1418(応永25)年に開山。後に井代城主となった菅沼定仙、定政等が菩提寺とした縁により、寺院が建築された。1575(天正3)年の長篠設楽原合戦時の兵火で本堂や古文書などが焼失したと伝わる。
 樹木葬を始めたのは2019年3月。時代の変化で、納骨の方法が多様化していることを受け、涌出さんが発案した。自然葬の一つで、墓に納骨せず、霊園の敷地や自然の山木や草花の下に遺骨を埋葬する。自然へ還る姿の一つとして、選ぶ人が増えている。
 寳珠院の樹木葬は、樹齢約70年の桜を墓標とする。寺院の専用区画に遺骨を埋葬する。墓誌があり、その下の空間へ布の袋に入れた遺骨を納める。底は土で、やがて骨は自然に還るという流れだ。墓標の桜のほか、周囲には初夏の緑が美しいヤマボウシ、モミジの木もある。
 涌出さんは「新型コロナウイルス禍の中での新しい埋葬の形として検討してもらえれば」と話す。
 夫婦や家族での使用もできる。宗派などは問わない。問い合わせは「寳珠院(ほうしゅいん)」(0536・32・1306)へ。
【山田一晶】

樹木葬の区画。すでに利用者がおり、予約も入っている=井代大貝津の寳珠院で
樹木葬の区画。すでに利用者がおり、予約も入っている=井代大貝津の寳珠院で

カテゴリー:社会・経済

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