コロナ抗体検査 県内の保有率は0・54%
厚生労働省は5日、愛知県を含む5都府県で約1万5000人を対象に実施した新型コロナウイルスの抗体検査の結果を発表した。県内の抗体保有率は0・54%だった。
調査は昨年12月14~25日、20歳以上の検査希望者を対象に実施した。県内では1万9536人の申し出があり、無作為抽出した3300人の中で2960人が、名古屋市、尾張、三河の3地域で検査を受けた。10㏄の血液を採取し、厚労省から委託を受けた結核予防会県支部で検査した。
この結果、2種類の検査試薬とも陽性となったのは16人で、抗体保有率は0・54%だった。厚労省によると、12月7日時点での累積陽性者率は0・15%だったため、これより高い数値となっている。
一方、他では東京都が0・91%、宮城県は0・14%となるなど、ばらつきが大きい。田村憲久厚労相は報道陣の取材に対し「多くの方々が(コロナに)かかって、集団免疫を獲得したという話では全然ない。引き続き、感染防止に対してご努力をいただかねばならない」などと述べた。
(後藤康之)
コロナ新規陽性者 県内86人、豊橋は9人
県は5日、新たに86人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。金曜の数値として100人を下回るのは11月6日の82人以来、91日ぶり。
管轄保健所別内訳は、県管轄が32人、名古屋市が37人、豊橋市が9人、岡崎市が6人、豊田市が2人。豊橋市は10歳未満女児1、20代男性2、40代男性1、40代女性1、60代男性1、60代女性1、70代女性1、80代男性1。8人が濃厚接触者で、5人が軽症だった。また市は入院していた80代男性が死亡したと発表した。基礎疾患があった。市内の死亡は18人目。
一方、4日に陽性と発表された101人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の15人のほかに、豊川市が20代男性1、70代女性1▽蒲郡市が50代男性1、70代男性1。2市計4人のうち、濃厚接触者は3人だった。
年代別内訳は、20代が19人、50代が17人、70代が16人など。70代以上の割合は28・7%だった。
7日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は115・0人(警戒)、入院患者は714・1人(危険)、重症者は57・7人(危険)、新規陽性者のうちの高齢者は32・6人で、厳重警戒へとレベルが下がった。
昨年10月21日から2月4日までの第3波の陽性者は1万8650人となった。70代以上の割合は17・1%。感染経路不明者は42・8%。
この期間の重症、中等症の患者の割合は11・3%。死者は9人増えて429人になった。
4日現在の入院は638人、入院調整は19人、軽症か無症状の人向けの施設入所は175人、自宅療養は1080人。
【山田一晶】
厚生労働省は5日、愛知県を含む5都府県で約1万5000人を対象に実施した新型コロナウイルスの抗体検査の結果を発表した。県内の抗体保有率は0・54%だった。
調査は昨年12月14~25日、20歳以上の検査希望者を対象に実施した。県内では1万9536人の申し出があり、無作為抽出した3300人の中で2960人が、名古屋市、尾張、三河の3地域で検査を受けた。10㏄の血液を採取し、厚労省から委託を受けた結核予防会県支部で検査した。
この結果、2種類の検査試薬とも陽性となったのは16人で、抗体保有率は0・54%だった。厚労省によると、12月7日時点での累積陽性者率は0・15%だったため、これより高い数値となっている。
一方、他では東京都が0・91%、宮城県は0・14%となるなど、ばらつきが大きい。田村憲久厚労相は報道陣の取材に対し「多くの方々が(コロナに)かかって、集団免疫を獲得したという話では全然ない。引き続き、感染防止に対してご努力をいただかねばならない」などと述べた。
(後藤康之)
コロナ新規陽性者 県内86人、豊橋は9人
県は5日、新たに86人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。金曜の数値として100人を下回るのは11月6日の82人以来、91日ぶり。
管轄保健所別内訳は、県管轄が32人、名古屋市が37人、豊橋市が9人、岡崎市が6人、豊田市が2人。豊橋市は10歳未満女児1、20代男性2、40代男性1、40代女性1、60代男性1、60代女性1、70代女性1、80代男性1。8人が濃厚接触者で、5人が軽症だった。また市は入院していた80代男性が死亡したと発表した。基礎疾患があった。市内の死亡は18人目。
一方、4日に陽性と発表された101人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の15人のほかに、豊川市が20代男性1、70代女性1▽蒲郡市が50代男性1、70代男性1。2市計4人のうち、濃厚接触者は3人だった。
年代別内訳は、20代が19人、50代が17人、70代が16人など。70代以上の割合は28・7%だった。
7日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は115・0人(警戒)、入院患者は714・1人(危険)、重症者は57・7人(危険)、新規陽性者のうちの高齢者は32・6人で、厳重警戒へとレベルが下がった。
昨年10月21日から2月4日までの第3波の陽性者は1万8650人となった。70代以上の割合は17・1%。感染経路不明者は42・8%。
この期間の重症、中等症の患者の割合は11・3%。死者は9人増えて429人になった。
4日現在の入院は638人、入院調整は19人、軽症か無症状の人向けの施設入所は175人、自宅療養は1080人。
【山田一晶】