中川さんも参加して豊橋中央高で卒業式

　豊橋中央高校（高倉嘉男校長）の卒業式が１９日、体育館で開かれ、普通科１８７人、家政科３６人が母校を巣立った。プロ野球オリックスからドラフト５位で指名された中川拓真さんも出席した。
　コロナ禍の中、感染対策で保護者は１人のみの出席、国歌、校歌は歌わずに聴くだけにした。
　高倉校長は「人生で大切なのは運。運を良くするために、思いやりをもった行動をして、人に感謝しよう」と呼び掛けた。卒業生を代表して伊藤智哉さんが「最後の１年間はコロナ禍で大変でしたが、ＳＤＧｓを取り入れた文化祭など、たくさんの思い出が詰まった３年間でした」と答辞を述べた。
　中川さんはキャンプ中だが、卒業式に駆け付けた。同級生から卒業写真へサインを頼まれ、気軽に応じるなどしたほか、担任からは「これからの人生はフルスイングで頑張れ」と激励を受けた。中川さんは「久しぶりの地元で楽しかった。キャンプに参加してプロのレベルの高さを実感しています。少しでも早く一軍で活躍できるよう頑張りたい」と語った。
【竹下貴信】