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コロナワクチン接種体制は「豊橋モデル」

ワクチン供給体制に行政と医師会が連携する「豊橋モデル」
ワクチン供給体制に行政と医師会が連携する「豊橋モデル」

 豊橋市の浅井由崇市長は25日、市役所で臨時記者会見し、新型コロナウイルスワクチン接種体制について、市医師会との連携による「豊橋モデル」で臨む考えを示した。個別接種が中心となるため、かかりつけ医など身近な医療機関で安心して接種できることに加え、貴重なワクチンの共同管理で効率的に消費する体制をつくるのが特徴という。

 市はすでに、各医療機関での個別接種を中心とする方針を打ち出している。
 豊橋モデルは、供給されたワクチンを市保健所と医師会が保管。在庫や予防接種の予約状況を踏まえ、医療機関からの発注に応じて小分けして配送する。各医療機関は配送から5日以内に接種を済ませる。
 配送は週2回程度。予約システムで1カ所に希望者が集中しないよう管理するか、個別の医療機関に委ねるかを今後検討する。
 市内の接種対象は38万人(高齢者10万人、一般28万人)。会場ごとの1日あたりの接種者数は個別接種が診療所20人、病院40人、集団接種は300人を見込む。接種率は集団免疫ができる70%以上を目安に高齢者80%、一般75%を目指す。
 個別接種の協力医療機関の数は170が目標。医師会ではすでに、150超の医療機関から協力を得た。一方、集団接種は日曜と祝日を中心に市保健所保健センター(ほいっぷ)で。ほかの会場は医療機関と協議中という。
 今後は高齢者向けクーポンを3月中旬以降に郵送。クーポン到着後に予約が可能で、希望者の優先順位付けなどの基準は国の方針を待つ。
 浅井市長は「かかりつけ医のない人はこれを機に検討して」と呼び掛けた。医師会の山本和彦会長は「このモデルで効率的にワクチンを供給できる」と自信をみせた。また「高齢者の接種率は高いと思うが、日頃から医療機関と縁が少ない若者の数値が上がらない可能性もある」と懸念も示した。
 3月から相談受付コールセンター(0570・09・5670)を開設する。平日午前8時半~午後5時15分で、ワクチンに関することや予約、クーポン再交付の問い合わせに応じる。
【加藤広宣】

 豊橋市の浅井由崇市長は25日、市役所で臨時記者会見し、新型コロナウイルスワクチン接種体制について、市医師会との連携による「豊橋モデル」で臨む考えを示した。個別接種が中心となるため、かかりつけ医など身近な医療機関で安心して接種できることに加え、貴重なワクチンの共同管理で効率的に消費する体制をつくるのが特徴という。

 市はすでに、各医療機関での個別接種を中心とする方針を打ち出している。
 豊橋モデルは、供給されたワクチンを市保健所と医師会が保管。在庫や予防接種の予約状況を踏まえ、医療機関からの発注に応じて小分けして配送する。各医療機関は配送から5日以内に接種を済ませる。
 配送は週2回程度。予約システムで1カ所に希望者が集中しないよう管理するか、個別の医療機関に委ねるかを今後検討する。
 市内の接種対象は38万人(高齢者10万人、一般28万人)。会場ごとの1日あたりの接種者数は個別接種が診療所20人、病院40人、集団接種は300人を見込む。接種率は集団免疫ができる70%以上を目安に高齢者80%、一般75%を目指す。
 個別接種の協力医療機関の数は170が目標。医師会ではすでに、150超の医療機関から協力を得た。一方、集団接種は日曜と祝日を中心に市保健所保健センター(ほいっぷ)で。ほかの会場は医療機関と協議中という。
 今後は高齢者向けクーポンを3月中旬以降に郵送。クーポン到着後に予約が可能で、希望者の優先順位付けなどの基準は国の方針を待つ。
 浅井市長は「かかりつけ医のない人はこれを機に検討して」と呼び掛けた。医師会の山本和彦会長は「このモデルで効率的にワクチンを供給できる」と自信をみせた。また「高齢者の接種率は高いと思うが、日頃から医療機関と縁が少ない若者の数値が上がらない可能性もある」と懸念も示した。
 3月から相談受付コールセンター(0570・09・5670)を開設する。平日午前8時半~午後5時15分で、ワクチンに関することや予約、クーポン再交付の問い合わせに応じる。
【加藤広宣】

ワクチン供給体制に行政と医師会が連携する「豊橋モデル」
ワクチン供給体制に行政と医師会が連携する「豊橋モデル」

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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