世界陸上女子マラソン日本代表の清田さんが田原市役所で決意

　英国・ロンドンで今年夏に行われる「世界陸上競技選手権大会」の女子マラソン日本代表に選ばれた田原市出身の清田真央さん（23）＝スズキ浜松ＡＣ＝が31日、田原市役所を表敬訪問した。
　清田さんは、同市立福江中学校を卒業後、名古屋市の中京大付属中京高校へ進学。学生時代は１５００㍍、３０００㍍を種目とし、高校時代は２年連続でインターハイに出場。社会人になってから距離を延ばし、マラソンに転向した。
　２度目のマラソン挑戦となる今年３月の名古屋ウィメンズマラソンでは３位（日本人２位）の２時間23分47を記録。日本陸上競技連盟は、代表選手発表会見で「２回目の挑戦となったマラソンで自己記録を更新し、見事なレースだった」と評価し、世界陸上の代表選手内定とした。
　市役所では、３月の結果について「悔しい思いもある」が「代表に選ばれてひと安心」などとレースを振り返った。
　ロンドンに向けては「世界で戦えるチャンスをいただいたので、外国人選手に圧倒されないよう自分の走りで攻めて順位と記録につなげたい」とし「海外のフルマラソンは未知の世界だけど、しっかり練習を積んで挑みたい。優勝を目指してメダルを狙いたいです」と意気込みを示した。
　世界陸上の女子マラソンには清田さんを含めて３選手が出場する。
（千葉敬也）