豊橋美博でアウトサイダーアート展

　県内外の障がい者による感性豊かな芸術作品を展示紹介する「アールブリュットとよはし　第10回アウトサイダーアート２０２１豊橋」（実行委員会など主催、東愛知新聞社など後援）が６日、豊橋市美術博物館第３展示室で始まった。11日まで。
　東海地区を中心に遠くは東京、大阪、京都などの福祉事業所に通う20～60代の利用者による絵画や立体を展示。昨年開始した公募展「第２回トヨハシブリュット作品展」に寄せられた作品から選ばれた入賞作品、２０２０「一枚のはがき」アートコンテスト受賞作なども展示している。
　会場には油彩画や水彩画、アクリル画、ペン画、クレヨンやパステル、貼り絵や切り絵、立体など、多彩な力作が並んだ。モチーフは抽象、具象とさまざまで、タッチも細密に描いたものから大胆な筆づかいがみられるものまでバラエティーに富んでいる。どれも既成概念にとらわれることない配色や構図で、見る人をうならせる。10、11の両日はギャラリートークも予定している。
　６日は会場内で「第２回トヨハシブリュットアートコンテスト」の表彰式もあった。こちらの作品は13日から18日まで、豊橋市民文化会館で展示される。
【田中博子】