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「崋山劇」の上演準備着々

渡辺崋山像=池ノ原公園奥の渡辺崋山幽居跡で
渡辺崋山像=池ノ原公園奥の渡辺崋山幽居跡で

 田原藩家老、渡辺崋山の没後180年を記念し、渡辺崋山が40歳で家老となってから49歳で自刃するまでを描いた「崋山劇」の上演準備が、「崋山劇上演実行委員会」(石黒功会長)によって進められている。15日、崋山会館で発表があった。
 渡辺崋山(1793~1841年)は田原藩の藩士、家老。画家としても知られ、国宝「鷹見泉石像」のほか、寺子屋の様子を描いた「一掃百態 寺子屋図」などもある。蘭学者で開国論者でもあった。江戸時代後期、幕府は鎖国を敷いており、異国船打払令が出ている中、蘭学が盛んになっていた。
 劇の台本と演出を担当する岡本善裕さんは「当時の人々の熱い思い、崋山の国際的な考え方が伝われば。そしてこれからの時代をどう考えるかの助けになれば」と語る。キャストの決定は7月、チケット販売開始は9月以降、上演は12月4、5両日を予定しているという。
 委員会は劇の役者とスタッフを募集している。役者については、芝居の経験は問わない。侍、商人、漁師、画家など男性役は20人程度、崋山の弟子など女性役は7人程度、また崋山の長女役として中高生、長男と次男役として小学生を募集する。学生の申し込みは保護者と学校の同意が必要。スタッフは公演時の裏方や会場の運営、事前準備などを行う。審査として面談と簡単な実技がある。応募締め切りは5月23日。稽古は7月末から始めるという。
 応募、問い合わせは崋山劇上演実行委員会事務局の岡本善裕さんへ電話(090・2132・1131)またはメール(shinkazangeki@gmail.com)で。
【岸侑輝】

 田原藩家老、渡辺崋山の没後180年を記念し、渡辺崋山が40歳で家老となってから49歳で自刃するまでを描いた「崋山劇」の上演準備が、「崋山劇上演実行委員会」(石黒功会長)によって進められている。15日、崋山会館で発表があった。
 渡辺崋山(1793~1841年)は田原藩の藩士、家老。画家としても知られ、国宝「鷹見泉石像」のほか、寺子屋の様子を描いた「一掃百態 寺子屋図」などもある。蘭学者で開国論者でもあった。江戸時代後期、幕府は鎖国を敷いており、異国船打払令が出ている中、蘭学が盛んになっていた。
 劇の台本と演出を担当する岡本善裕さんは「当時の人々の熱い思い、崋山の国際的な考え方が伝われば。そしてこれからの時代をどう考えるかの助けになれば」と語る。キャストの決定は7月、チケット販売開始は9月以降、上演は12月4、5両日を予定しているという。
 委員会は劇の役者とスタッフを募集している。役者については、芝居の経験は問わない。侍、商人、漁師、画家など男性役は20人程度、崋山の弟子など女性役は7人程度、また崋山の長女役として中高生、長男と次男役として小学生を募集する。学生の申し込みは保護者と学校の同意が必要。スタッフは公演時の裏方や会場の運営、事前準備などを行う。審査として面談と簡単な実技がある。応募締め切りは5月23日。稽古は7月末から始めるという。
 応募、問い合わせは崋山劇上演実行委員会事務局の岡本善裕さんへ電話(090・2132・1131)またはメール(shinkazangeki@gmail.com)で。
【岸侑輝】

渡辺崋山像=池ノ原公園奥の渡辺崋山幽居跡で
渡辺崋山像=池ノ原公園奥の渡辺崋山幽居跡で

カテゴリー:社会・経済

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