県都市緑化功労者に「とよかわ里山の会」など6団体

　２０２１年度県都市緑化功労者が決まった。表彰式は、「昭和の日」の２９日午後１時４０分から県営大高緑地（名古屋市）で実施する「第３３回あいち都市緑化フェア」で開かれる予定。
　今年度の受賞団体は、県の都市緑化活動で著しい功績があった豊川市の「とよかわ里山の会」など６団体で、大村秀章知事が感謝状を贈呈する。
　受賞団体は次の６団体。
　▽「大高　竹レンジャー」（名古屋市緑区）＝２００２年４月の設立以来、大高緑地・砦の森の竹の間伐をはじめ、雑木林を保全する活動を行っている。また、「竹工作体験」や「竹林整備体験」などのイベントを行い、一般利用者の雑木林に対する意識改善など普及活動も行っている。
　▽「桜井駅前公園愛護会」（安城市）＝２０１３年１０月設立。名鉄西尾線桜井駅前の公園の緑化、美化活動に取り組んでいる。同公園は、市が進める桜井地区区画整理の中心スポットで、会員の植栽した四季折々の草花が駅を利用する人々の目を和ませている。
　▽「とよかわ里山の会」（豊川市）＝２０１５年６月設立。県営東三河ふるさと公園をフィールドに園内の竹林整備を行っている。また、会員の安全講習や活動上必要な資格の取得なども積極的に行い、市やふるさと公園主催のイベントへの協力や、間伐した竹を使った工作教室の実施などをしている。
　▽「東園グリーン＆フラワークラブ」（尾張旭市）＝２０１５年４月設立。小幡緑地東園　東駐車場花壇を四季ので彩り鳥を創出したり、落ち葉清掃をしたりして来園者を迎える整備をしている。
　▽「よさみ　ジャルダンクラブ」（刈谷市）＝２０１２年５月設立。「フローラルガーデンよさみ」内で種まき、育苗、植え込み、水やり、追肥、草取りなどの活動を実施。作業終了後は、メンバー間で話し合う場を設け、植物の育て方や植栽に関しての情報交換やノウハウの伝授を行っている。また、フローラルガーデンで開催されるイベントや造園教室にも積極的に参加している。
　▽「若葉会」（北名古屋市）＝１９８９年４月設立。市内の鹿田第一公園花壇の管理、除草清掃などを行っている。また、師勝西小園芸ボランティア部の児童に花の植え方、育て方を指導。市で行われるイベントには「捨てればごみ、活かせば資源」と銘打って毎年ブースを出展。環境問題の呼びかけをしている。
（後藤康之）