蒲郡・豊橋の貝毒、規制値未満も出荷は規制
県は20日、県内3海域で貝毒検査を行ない、その結果を発表した。
それによると、前回(13日)の検査で規制値(1㌘あたり4MU=マウスユニット)を超える、最大22・61MUを記録、貝類出荷の自主規制をしている蒲郡・豊橋海域は3・58MUと3・94MUで、ともに規制値未満となり、毒量が減少していることが判明した。
また、他の2海域(一色・衣浦海域と幡豆海域)も規制値未満だった。
しかし、毒量が減少したとはいえ、貝毒が引き続き検出されていることから、安全性が十分に確認で見るまで、蒲郡・豊橋海域のアサリの出荷自主規制などの要請は継続することにした。
次回の検査は23日の予定で、さらに毒量が下がれば、学識経験者などで構成する「県貝毒出荷自主規制解除判定会議」の判断を受けて、出荷自主規制を解除する。
(後藤康之)
蒲郡・竹島海岸に「貝毒発生中」の貼り紙
蒲郡市の竹島海岸に立てられている、蒲郡漁業協同組合竹島支所の看板には潮干狩り延期の知らせに加え、新たに「貝毒発生中」の貼り紙も貼られた。
主にアサリやカキなどが毒を持った植物プランクトンを食べることで体内に毒を蓄積させる現象だ。食すると手足などの麻痺(まひ)を伴う食中毒症状を生じるなど、人体に影響を及ぼす恐れがある。13日に国の基準値を超える麻痺性貝毒が検出され、対象区域の漁業関係者や自治体に、アサリの出荷自主規制と潮干狩りの自粛が要請されていた。
発表を受け、東三河農林水産事務所水産課では「前回より貝毒原因プランクトンが少なくなっている」と話した。23日にも解除するかを県が判断するとしている。
現在、蒲郡市では竹島、三谷、形原、水神海岸での潮干狩りを、安全性が確認されるまで当面の間中止している。県貝毒出荷自主規制解除判定会議の判断で今後の対応を考えるという。
同漁業組合竹島支所の酒井正一支所長は「一日でも早く解除していただければ、ありがたい。潮干狩りを待ち遠しいと思っている人から、問い合わせが多く来ています」と話した。
【林大二朗】
県は20日、県内3海域で貝毒検査を行ない、その結果を発表した。
それによると、前回(13日)の検査で規制値(1㌘あたり4MU=マウスユニット)を超える、最大22・61MUを記録、貝類出荷の自主規制をしている蒲郡・豊橋海域は3・58MUと3・94MUで、ともに規制値未満となり、毒量が減少していることが判明した。
また、他の2海域(一色・衣浦海域と幡豆海域)も規制値未満だった。
しかし、毒量が減少したとはいえ、貝毒が引き続き検出されていることから、安全性が十分に確認で見るまで、蒲郡・豊橋海域のアサリの出荷自主規制などの要請は継続することにした。
次回の検査は23日の予定で、さらに毒量が下がれば、学識経験者などで構成する「県貝毒出荷自主規制解除判定会議」の判断を受けて、出荷自主規制を解除する。
(後藤康之)
蒲郡・竹島海岸に「貝毒発生中」の貼り紙
蒲郡市の竹島海岸に立てられている、蒲郡漁業協同組合竹島支所の看板には潮干狩り延期の知らせに加え、新たに「貝毒発生中」の貼り紙も貼られた。
主にアサリやカキなどが毒を持った植物プランクトンを食べることで体内に毒を蓄積させる現象だ。食すると手足などの麻痺(まひ)を伴う食中毒症状を生じるなど、人体に影響を及ぼす恐れがある。13日に国の基準値を超える麻痺性貝毒が検出され、対象区域の漁業関係者や自治体に、アサリの出荷自主規制と潮干狩りの自粛が要請されていた。
発表を受け、東三河農林水産事務所水産課では「前回より貝毒原因プランクトンが少なくなっている」と話した。23日にも解除するかを県が判断するとしている。
現在、蒲郡市では竹島、三谷、形原、水神海岸での潮干狩りを、安全性が確認されるまで当面の間中止している。県貝毒出荷自主規制解除判定会議の判断で今後の対応を考えるという。
同漁業組合竹島支所の酒井正一支所長は「一日でも早く解除していただければ、ありがたい。潮干狩りを待ち遠しいと思っている人から、問い合わせが多く来ています」と話した。
【林大二朗】