豊橋創造大にキッチンカー、飲食業者と学生にエール

　新型コロナウイルス禍で外食を控える学生たちに喜んでもらうと共に、収益が落ちている飲食業者を応援しようと、豊橋創造大学で23日、キャンパス内にキッチンカー３店舗を招致。学生や教職員がテークアウトメニューを楽しんだ。
　同大学の若手職員がチームを組んで企画した「Ｙｅｌｌ（エール）プロジェクト」と題したキッチンカーイベント。学生と業者の双方に「エール」を送る催しだ。昨年10月に第１弾として１店舗を呼んだところ大好評だったことから、学生たちから意見を聞くなどして今年１月には２店舗を招いた。
　今回が第３弾。ラタトゥイユ丼などの「萩ノ屋本舗」（豊橋市）、キューバサンドなどの「松井産業」（田原市）、たまごサンドで知られる「金屋」（名古屋市）が３カ所に分かれて販売した。
　２週間前から告知し、当日は弁当組を中心にした学生が距離を保ちながら列を作った。チュロスを食べようと列に並んだ大川原渚さん、松下清香さん、市川穂乃花さん（いずれも理学２年）は「弁当は持ってきたが、デザートが欲しくて並んだ。またキッチンカーが来たら購入したいです」とうれしそうに語っていた。担当者らは「これから気候もどんどんよくなるので、新型コロナの状況も考えながら計画していきたい」としている。
【田中博子】