豊川市教委が第2期教育振興基本計画を策定

　豊川市教育委員会は、教育施策の指針となる「第２期豊川市教育振興基本計画」を策定した。今年度から５カ年計画で、初期と同じ「ともに学び　生きる力を育み　未来を拓く豊川の人づくり」を基本理念に、新たに位置付けた６項目を含む28施策を、小中学校をはじめとした各教育関係機関に推進する。
　育む理想の人間像は「自分と他者を大切にする人」「粘り強く挑戦する人」「生涯にわたって学び続ける人」。それを実現するために①豊かな心と健やかな体を育む教育の実現②社会の変化に応える確かな学力の育成③豊かな人生を自らが築く生涯学習社会の確立④魅力ある教育環境づくりの推進を目標に定め、それぞれで推進施策を設定した。
　このうち、新たに「学校における体験活動の充実」「子どもの体づくりの推進」「英語教育の推進」「理数教育の推進」「情報教育の推進「環境教育・ＥＳＤ（持続可能な開発のための教育）の推進」を設けた。
　具体的には、異年齢との交流活動や思春期における体験活動、生活習慣病予防の推進の他、２０２０（平成32）年度から小学３、４年に英語活動、同５、６年に英語が教科化されるのに向けて、英語指導助手の配置や英語力向上へ向けた活動の充実、理数教科への関心を高める授業の実施やＩＣＴ機器を活用した授業の充実などを挙げている。
（由本裕貴）