コロナ新規陽性者 県内過去最多578人、豊橋は42人

　県は11日、５７８人（再感染１人含む）の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。一日あたりの数値としては、８日の５７５人を超えて過去最多で、４００人を超えるのは５日連続。県内は12日から20日間、緊急事態宣言の対象となる。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が２６３人で過去最多。名古屋市が１７５人、豊橋市が42人、岡崎市が38人、一宮市が37人（再感染１人）、豊田市が23人。
　一方、10日に陽性と発表された４２６人の地域別内訳は、東三河は豊橋市が６人（20代男性２、20代女性１、50代女性１、60代男性１）▽豊川市が８人（10代女性２、20代男性１、20代女性２、30代男性１、40代女性１、80代男性１）▽蒲郡市が１人（40代男性１）▽田原市が２人（20代男女各１）－だった。東三河の16人中、感染経路不明者は９人。
　７日間の平均値で示す10日現在の県の指標によると、新規陽性者は３７７・９人（危険）、陽性率は９・７％（警戒）、入院患者は７４１・０人（危険）、入院患者のうち重症者は41・７人（厳重警戒）、新規陽性者のうちの高齢者は47・１人（危険）－だった。
　10日現在の入院は過去最多を更新し８０３人、入院調整は17人、施設入所は２８６人、自宅療養は２８０２人。
【山田一晶】

75％が変異株
　県は11日、４～10日に確認された新型コロナウイルス新規陽性者２５１９人のうち、６１０人について変異株ＰＣＲ検査を実施した結果、４６１人からＮ５０１Ｙ変異株が確認されたと発表した。75・６％で、従来型から入れ替わりつつある。従来株より感染力が増えている懸念がある。
（後藤康之）