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緊急事態宣言後、初の週末

意識して密を避ける来園客=のんほいパークで
意識して密を避ける来園客=のんほいパークで
館内で楽しむ来館客=蒲郡市竹島水族館で
館内で楽しむ来館客=蒲郡市竹島水族館で
順番待ちのスペースを拡充するスタッフ=道の駅したらで
順番待ちのスペースを拡充するスタッフ=道の駅したらで

東三河各地の人出は?

 県内に新型コロナウイルス対策で3度目の緊急事態宣言が発出されて初の週末を迎えた東三河。15日の豊橋、蒲郡、田原の行楽地では比較的客足は落ち着いていたが、設楽町清崎に13日オープンしたばかりの道の駅「したら」は真新しい施設を見ようと県内外の人たちでにぎわった。各地の様子をまとめた。
 豊橋市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は5月が最も来園客の多い季節だが、この日は例年と比べても比較的落ち着いた人出だった。
 雨予報前日の土曜日は大勢の来園客で混み合うことが多いが、この日は正午過ぎまで駐車場も余裕があった。管理事務所によると「先週の8日の方が人出は多かった」という。
 園内は家族連れなどでにぎわい、芝生広場で昼食をとる際も十分な間隔を空けるなど、意識的に密を避けていた。
 来園者には手指消毒や検温の徹底に加え、園内での酒類販売もやめるなど感染防止に努めている。
 また、東七根町の「道の駅とよはし」では緊急事態宣言が出て以降、来場客は明らかに減った。売上高も通常の3割以上落ち込んだという。
 施設入り口には、新たに検温機付きの手指消毒器を置くなど、新たな感染予防策も講じている。
 蒲郡市竹島水族館では宣言を受け、県民限定の事前予約制で営業している。館内120人までの入場制限を設け、マスク着用と消毒、室内換気など感染対策を徹底した。小林龍二館長は「1回目と違い、来館客は増えています」と話した。さらに予約制になったことで「今からでも大丈夫ですか」「空いてますか」など、水族館に問い合わせの電話が続いているという。
 海陽町のショッピングモール「フェスティバルマーケット」では、1回目の緊急事態宣言の時には休業中で駐車場ゲートにバリケードが設置されていたが、今回は営業しているため車は止まっていたものの、昼時にしては少なかった。
 新城市門谷の鳳来寺山表参道には、中腹にある寺や東照宮を目指すハイカーの姿があった。午前中のうちに無料駐車場は満車となり、ハイキング用の服に着替えてから1人で、または4、5人の家族連れで目的地を目指した。地元住民によるとゴールデンウイークよりも人の数は少なかったという。
 田原市の道の駅「田原めっくんはうす」は地域の人々でにぎわっていた。駐車場には豊橋ナンバーの車が並ぶ。普段なら県外ナンバーもあったが、宣言下のためかごく一部だった。長神利行駅長は「これでも結構減っています。地域の方々が利用されているので、閉めるわけには行きません」と売り場のにぎわいを見ながら語った。
 蔵王山への道は、朝から地域の人々がハイキングする姿が目立った。展望台では多くのバイカー、サイクリストが休憩をしている姿が見られた。豊橋以外に名古屋ナンバーの車も多い。名古屋在住のバイカーは「県外は駄目ということで、田原まで。この後、伊良湖岬まで行って、騒いだりせず帰るつもりです」と話す。展望台パノラマカフェのスタッフは「いつもと変わらないぐらいです」と語った。
 一方、設楽町の道の駅「したら」は午前9時すぎからにぎわいを見せた。13日にオープンしたばかりで、敷地内の駐車場(40台)はすぐ満車となり、国道257号の対面にある臨時駐車場は開場2時間もたたずに乗用車250台を超えた。ナンバーも豊橋以外に岡崎、豊田、名古屋、浜松と県内や近場のものが並んだ。駅のスタッフも「3密」を避けてもらうため行列スペースを拡充したり、感染防止のために検温など対応に追われた。
【取材班】

東三河各地の人出は?

 県内に新型コロナウイルス対策で3度目の緊急事態宣言が発出されて初の週末を迎えた東三河。15日の豊橋、蒲郡、田原の行楽地では比較的客足は落ち着いていたが、設楽町清崎に13日オープンしたばかりの道の駅「したら」は真新しい施設を見ようと県内外の人たちでにぎわった。各地の様子をまとめた。
 豊橋市の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は5月が最も来園客の多い季節だが、この日は例年と比べても比較的落ち着いた人出だった。
 雨予報前日の土曜日は大勢の来園客で混み合うことが多いが、この日は正午過ぎまで駐車場も余裕があった。管理事務所によると「先週の8日の方が人出は多かった」という。
 園内は家族連れなどでにぎわい、芝生広場で昼食をとる際も十分な間隔を空けるなど、意識的に密を避けていた。
 来園者には手指消毒や検温の徹底に加え、園内での酒類販売もやめるなど感染防止に努めている。
 また、東七根町の「道の駅とよはし」では緊急事態宣言が出て以降、来場客は明らかに減った。売上高も通常の3割以上落ち込んだという。
 施設入り口には、新たに検温機付きの手指消毒器を置くなど、新たな感染予防策も講じている。
 蒲郡市竹島水族館では宣言を受け、県民限定の事前予約制で営業している。館内120人までの入場制限を設け、マスク着用と消毒、室内換気など感染対策を徹底した。小林龍二館長は「1回目と違い、来館客は増えています」と話した。さらに予約制になったことで「今からでも大丈夫ですか」「空いてますか」など、水族館に問い合わせの電話が続いているという。
 海陽町のショッピングモール「フェスティバルマーケット」では、1回目の緊急事態宣言の時には休業中で駐車場ゲートにバリケードが設置されていたが、今回は営業しているため車は止まっていたものの、昼時にしては少なかった。
 新城市門谷の鳳来寺山表参道には、中腹にある寺や東照宮を目指すハイカーの姿があった。午前中のうちに無料駐車場は満車となり、ハイキング用の服に着替えてから1人で、または4、5人の家族連れで目的地を目指した。地元住民によるとゴールデンウイークよりも人の数は少なかったという。
 田原市の道の駅「田原めっくんはうす」は地域の人々でにぎわっていた。駐車場には豊橋ナンバーの車が並ぶ。普段なら県外ナンバーもあったが、宣言下のためかごく一部だった。長神利行駅長は「これでも結構減っています。地域の方々が利用されているので、閉めるわけには行きません」と売り場のにぎわいを見ながら語った。
 蔵王山への道は、朝から地域の人々がハイキングする姿が目立った。展望台では多くのバイカー、サイクリストが休憩をしている姿が見られた。豊橋以外に名古屋ナンバーの車も多い。名古屋在住のバイカーは「県外は駄目ということで、田原まで。この後、伊良湖岬まで行って、騒いだりせず帰るつもりです」と話す。展望台パノラマカフェのスタッフは「いつもと変わらないぐらいです」と語った。
 一方、設楽町の道の駅「したら」は午前9時すぎからにぎわいを見せた。13日にオープンしたばかりで、敷地内の駐車場(40台)はすぐ満車となり、国道257号の対面にある臨時駐車場は開場2時間もたたずに乗用車250台を超えた。ナンバーも豊橋以外に岡崎、豊田、名古屋、浜松と県内や近場のものが並んだ。駅のスタッフも「3密」を避けてもらうため行列スペースを拡充したり、感染防止のために検温など対応に追われた。
【取材班】

意識して密を避ける来園客=のんほいパークで
意識して密を避ける来園客=のんほいパークで
館内で楽しむ来館客=蒲郡市竹島水族館で
館内で楽しむ来館客=蒲郡市竹島水族館で
順番待ちのスペースを拡充するスタッフ=道の駅したらで
順番待ちのスペースを拡充するスタッフ=道の駅したらで

カテゴリー:社会・経済

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