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豊橋総合動植物公園 アジアゾウ3頭が仲間入り

インドから来園した10歳のオス㊧とメス
インドから来園した10歳のオス㊧とメス
5歳のメスも仲間入り
5歳のメスも仲間入り
群れ飼育と繁殖へ拡張されたゾウの飼育エリア
群れ飼育と繁殖へ拡張されたゾウの飼育エリア

 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は20日、アジアゾウ3頭(オス1頭、メス2頭)を新規導入した。インドの動物園から寄贈された。ゾウ飼育エリアの拡張工事も完了間近で、3頭を迎えたことで繁殖を後押しする「群れ飼育」を本格化させたい考えだ。園内での検疫を経て1カ月後にお披露目する。
 仲間入りしたゾウはオス1頭(10歳)とメス2頭(10歳と5歳)で、ともにインド南部マイソール市の「マイソール動物園」から来た。中部国際空港を経て来園し、この日の早朝に放飼場へ移された。
 寄贈が決まった昨年2月から、準備のため同じ群れで過ごしてきた。のんほいパークの吉川雅己専門員は「エサや水を十分に取り、放飼場を歩き回るなど元気だった」と安心した。
 飼育エリアでは、すでにオスのダーナ(50歳)と、メスのアーシャー(44歳)とチャメリー(29歳)が暮らす。
 園は来場者100万人プロジェクトの一環で人気者のゾウ飼育エリアの拡充を進め、繁殖を視野に入れた群れ飼育の構想も掲げていた。
 一方、アーシャーは11年にメスのマーラを出産したが育児放棄により5歳で死んだ。その後も千葉県市原市の動物園で子育てを学ばせたが、出産後の育児放棄は治らなかった。
 ゾウは絆の強い群れで暮らし、子育ても役割分担する。新顔3頭は同じ群れで暮らし絆も生まれた。今後は群れ飼育で相性を見極め、結束を固めながら、無理なく繁殖と子育てができる環境を整えたい考えだ。
【加藤広宣】

 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は20日、アジアゾウ3頭(オス1頭、メス2頭)を新規導入した。インドの動物園から寄贈された。ゾウ飼育エリアの拡張工事も完了間近で、3頭を迎えたことで繁殖を後押しする「群れ飼育」を本格化させたい考えだ。園内での検疫を経て1カ月後にお披露目する。
 仲間入りしたゾウはオス1頭(10歳)とメス2頭(10歳と5歳)で、ともにインド南部マイソール市の「マイソール動物園」から来た。中部国際空港を経て来園し、この日の早朝に放飼場へ移された。
 寄贈が決まった昨年2月から、準備のため同じ群れで過ごしてきた。のんほいパークの吉川雅己専門員は「エサや水を十分に取り、放飼場を歩き回るなど元気だった」と安心した。
 飼育エリアでは、すでにオスのダーナ(50歳)と、メスのアーシャー(44歳)とチャメリー(29歳)が暮らす。
 園は来場者100万人プロジェクトの一環で人気者のゾウ飼育エリアの拡充を進め、繁殖を視野に入れた群れ飼育の構想も掲げていた。
 一方、アーシャーは11年にメスのマーラを出産したが育児放棄により5歳で死んだ。その後も千葉県市原市の動物園で子育てを学ばせたが、出産後の育児放棄は治らなかった。
 ゾウは絆の強い群れで暮らし、子育ても役割分担する。新顔3頭は同じ群れで暮らし絆も生まれた。今後は群れ飼育で相性を見極め、結束を固めながら、無理なく繁殖と子育てができる環境を整えたい考えだ。
【加藤広宣】

インドから来園した10歳のオス㊧とメス
インドから来園した10歳のオス㊧とメス
5歳のメスも仲間入り
5歳のメスも仲間入り
群れ飼育と繁殖へ拡張されたゾウの飼育エリア
群れ飼育と繁殖へ拡張されたゾウの飼育エリア

カテゴリー:社会・経済

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