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姫街道踏切アンダーパス化 いよいよ本格始動

県が説明会で示した姫街道踏切アンダーパス化のイメージ
県が説明会で示した姫街道踏切アンダーパス化のイメージ
日中も車で渋滞する姫街道踏切の周辺=豊川市豊川町で
日中も車で渋滞する姫街道踏切の周辺=豊川市豊川町で

 「開かずの踏切」として長年問題となっている豊川市豊川町伊呂通の「姫街道踏切」。車道を線路下に通過させるアンダーパス化事業がようやく本格化する。県は歩道や側道、階段などの周辺設備にも配慮し、40年近くかかった計画がいよいよ実現に向けて動き出す。

 踏切のすぐ北側にはJR豊川駅と名鉄豊川稲荷駅があり、2路線が通ることから遮断機が降りるとなかなか開かず、慢性的に渋滞が発生している。県は鉄道会社と協議し、線路への影響が小さく、線路下での作業も少ない工法でアンダーパス化する方針を決定。今春、住民向け説明会を行い、事業内容を公表した。
 歩道は自転車も通れる幅3㍍で、車道より緩い勾配となる。路線付近と歩道をつなぐ階段や、道路を挟んで南北に通行できる橋も設置される。道路両側には側道を設け、横断歩道部分の2カ所で姫街道本線と接続できるようになる。
 また、工事の際には姫街道を切り替えて通れるように迂回(うかい)路を作り、2車線で片側に歩道がある幅10㍍の構造を想定している。
 今後、都市計画案が作成され、秋に案の縦覧と意見書提出、市と県の審議会を経て、今年度末に告示される方針だ。
 計画は40年前からあったが、1993年に地域の分断を心配する地元住民が反対して一時中断。その後、改善策を練り、地域の理解を得た。
 2016年9月の県議会では地元豊川市選出の野中泰志氏が一般質問で取り上げ、大村知事が立体交差の早期事業化に向けて意欲を示した。昨年9月議会では、野中氏が早期実現に向けた要望を行っていた。
(由本裕貴)

 「開かずの踏切」として長年問題となっている豊川市豊川町伊呂通の「姫街道踏切」。車道を線路下に通過させるアンダーパス化事業がようやく本格化する。県は歩道や側道、階段などの周辺設備にも配慮し、40年近くかかった計画がいよいよ実現に向けて動き出す。

 踏切のすぐ北側にはJR豊川駅と名鉄豊川稲荷駅があり、2路線が通ることから遮断機が降りるとなかなか開かず、慢性的に渋滞が発生している。県は鉄道会社と協議し、線路への影響が小さく、線路下での作業も少ない工法でアンダーパス化する方針を決定。今春、住民向け説明会を行い、事業内容を公表した。
 歩道は自転車も通れる幅3㍍で、車道より緩い勾配となる。路線付近と歩道をつなぐ階段や、道路を挟んで南北に通行できる橋も設置される。道路両側には側道を設け、横断歩道部分の2カ所で姫街道本線と接続できるようになる。
 また、工事の際には姫街道を切り替えて通れるように迂回(うかい)路を作り、2車線で片側に歩道がある幅10㍍の構造を想定している。
 今後、都市計画案が作成され、秋に案の縦覧と意見書提出、市と県の審議会を経て、今年度末に告示される方針だ。
 計画は40年前からあったが、1993年に地域の分断を心配する地元住民が反対して一時中断。その後、改善策を練り、地域の理解を得た。
 2016年9月の県議会では地元豊川市選出の野中泰志氏が一般質問で取り上げ、大村知事が立体交差の早期事業化に向けて意欲を示した。昨年9月議会では、野中氏が早期実現に向けた要望を行っていた。
(由本裕貴)

県が説明会で示した姫街道踏切アンダーパス化のイメージ
県が説明会で示した姫街道踏切アンダーパス化のイメージ
日中も車で渋滞する姫街道踏切の周辺=豊川市豊川町で
日中も車で渋滞する姫街道踏切の周辺=豊川市豊川町で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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