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「神野新田物語」出演者ら田んぼ除草作業

除草機を押す出演者と親子
除草機を押す出演者と親子
実際に使われていた馬蹄型除草機
実際に使われていた馬蹄型除草機

 NPO法人「ひとすじの会」による、豊橋の神野新田を作り上げた先人らを演じる群像劇「神野新田物語」の舞台出演者が、豊橋市大崎町境松の水田で稲作に取り組んでいる。12日、出演者と一般の親子らによる、昔ながらの農具を使った除草作業があった。
 使用した農具は「馬蹄型除草機」4台。保存していた農家から借りたもので、大正時代に一帯で広く使われていたという。細かい草の根を刈り取るほか、田の泥をかき回してメタンガスを抜き、新鮮な空気を取り入れて土壌の換気ができる。
 この日参加したのは、出演者15人と親子4人。田の苗はまだ短く、水面から20㌢ほど。除草機を苗の間に入れ、取っ手を押し引きすると金属の刃が泥をかき混ぜる。相応の力が必要だ。足元は1歩ごとに10㌢は沈み込む泥。踏ん張るのもおぼつかず、「重い」と参加した親子から声が上がった。鈴木茉里さん(福岡小6年)は長靴を履いて挑戦したが、途中から素足に。「昔の人の大変さが分かった気がします。慣れてくると気持ちいいです。頑張っただけ、おいしく実ってほしい」と話した。
 「神野新田物語」の第2話「開拓の時代」は、8月21、22日に穂の国とよはし芸術劇場PLATで公演予定。役作りに励む出演者らが、明治・大正の新田開発に奮闘した先人らを演じる。チケットの問い合わせはカットハウス「孫太朗」(0532・55・5610)へ。
【岸侑輝】

 NPO法人「ひとすじの会」による、豊橋の神野新田を作り上げた先人らを演じる群像劇「神野新田物語」の舞台出演者が、豊橋市大崎町境松の水田で稲作に取り組んでいる。12日、出演者と一般の親子らによる、昔ながらの農具を使った除草作業があった。
 使用した農具は「馬蹄型除草機」4台。保存していた農家から借りたもので、大正時代に一帯で広く使われていたという。細かい草の根を刈り取るほか、田の泥をかき回してメタンガスを抜き、新鮮な空気を取り入れて土壌の換気ができる。
 この日参加したのは、出演者15人と親子4人。田の苗はまだ短く、水面から20㌢ほど。除草機を苗の間に入れ、取っ手を押し引きすると金属の刃が泥をかき混ぜる。相応の力が必要だ。足元は1歩ごとに10㌢は沈み込む泥。踏ん張るのもおぼつかず、「重い」と参加した親子から声が上がった。鈴木茉里さん(福岡小6年)は長靴を履いて挑戦したが、途中から素足に。「昔の人の大変さが分かった気がします。慣れてくると気持ちいいです。頑張っただけ、おいしく実ってほしい」と話した。
 「神野新田物語」の第2話「開拓の時代」は、8月21、22日に穂の国とよはし芸術劇場PLATで公演予定。役作りに励む出演者らが、明治・大正の新田開発に奮闘した先人らを演じる。チケットの問い合わせはカットハウス「孫太朗」(0532・55・5610)へ。
【岸侑輝】

除草機を押す出演者と親子
除草機を押す出演者と親子
実際に使われていた馬蹄型除草機
実際に使われていた馬蹄型除草機

カテゴリー:社会・経済

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