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田原の林さん カラーリングマムを生産

「カラーリングマム」と林さん
「カラーリングマム」と林さん
染色の加減が難しく、オンリーワンの姿になることが多い
染色の加減が難しく、オンリーワンの姿になることが多い
田原の林さん カラーリングマムを生産

 青、紫、ピンクなど、通常ありえない色の花を咲かせている輪菊。4色グラデーションなどカラフルなものもある。これらは染色液を吸わせて色を付けたものだ。田原市越戸町の輪菊農家、林正彦さんは「カラーリングマム」として生産、販売のノウハウづくりを進めている。
 林さんは就農29年目。1年を通して輪菊を育てている。JA愛知みなみ輪菊部会の勧めで染色輪菊に挑戦、その美しさに魅了されたという。
 「染色輪菊を使って何か新しいアプローチができないか」と妻のさとみさんと一緒にカラーリングマムを作り始めた。現在、JA愛知みなみと共に商品としての規格化や製作のマニュアル作りを進めている。「誰でも気軽に染色輪菊が作れるようにして、輪菊の消費につなげたい。一般の人にも染色輪菊でいろいろやってもらえるようになれば面白い」と語る。
 通常、つぼみの状態で収穫し出荷する輪菊を、「フルブルーム」と呼ぶ満開状態まで咲かせる。茎を切り、染料を吸収させると、30分から1時間半で花が染まり始める。吸った染料が少なければ淡く、多ければ濃く染まる。
 茎を十字に切り分けて、それぞれの端から異なる色の染料を吸わせれば、花も4色に染まる。品種によっても染まり方が違い、花全体が均等に色づくものもあれば、筋が出るように染まるものもある。狙った姿にするのは難しい。染色液のメーカーとも協力し、色見本作りも進めているという。
 「菊は、高貴な花、葬儀に添える花というイメージが強いが、カラフルな染色輪菊はそれにとらわれない」と話す。定例行事やイベントに合わせて染めることで、輪菊に対する新たな需要を狙う。1回色が入れば、花が落ちるまで1カ月はもつという。
 「インスタグラムや、あかばねロコステーションを通して受注販売していますが、若い人からも好評。花があって当たり前という感覚の醸成を目指し、先頭切ってやっていきたい」と意気込む。
 染色輪菊の注文は林さとみさんのInstagram=QRコード=か「道の駅あかばねロコステーション」(0531・45・5088)で受け付けている。
【岸侑輝】

 青、紫、ピンクなど、通常ありえない色の花を咲かせている輪菊。4色グラデーションなどカラフルなものもある。これらは染色液を吸わせて色を付けたものだ。田原市越戸町の輪菊農家、林正彦さんは「カラーリングマム」として生産、販売のノウハウづくりを進めている。
 林さんは就農29年目。1年を通して輪菊を育てている。JA愛知みなみ輪菊部会の勧めで染色輪菊に挑戦、その美しさに魅了されたという。
 「染色輪菊を使って何か新しいアプローチができないか」と妻のさとみさんと一緒にカラーリングマムを作り始めた。現在、JA愛知みなみと共に商品としての規格化や製作のマニュアル作りを進めている。「誰でも気軽に染色輪菊が作れるようにして、輪菊の消費につなげたい。一般の人にも染色輪菊でいろいろやってもらえるようになれば面白い」と語る。
 通常、つぼみの状態で収穫し出荷する輪菊を、「フルブルーム」と呼ぶ満開状態まで咲かせる。茎を切り、染料を吸収させると、30分から1時間半で花が染まり始める。吸った染料が少なければ淡く、多ければ濃く染まる。
 茎を十字に切り分けて、それぞれの端から異なる色の染料を吸わせれば、花も4色に染まる。品種によっても染まり方が違い、花全体が均等に色づくものもあれば、筋が出るように染まるものもある。狙った姿にするのは難しい。染色液のメーカーとも協力し、色見本作りも進めているという。
 「菊は、高貴な花、葬儀に添える花というイメージが強いが、カラフルな染色輪菊はそれにとらわれない」と話す。定例行事やイベントに合わせて染めることで、輪菊に対する新たな需要を狙う。1回色が入れば、花が落ちるまで1カ月はもつという。
 「インスタグラムや、あかばねロコステーションを通して受注販売していますが、若い人からも好評。花があって当たり前という感覚の醸成を目指し、先頭切ってやっていきたい」と意気込む。
 染色輪菊の注文は林さとみさんのInstagram=QRコード=か「道の駅あかばねロコステーション」(0531・45・5088)で受け付けている。
【岸侑輝】

「カラーリングマム」と林さん
「カラーリングマム」と林さん
染色の加減が難しく、オンリーワンの姿になることが多い
染色の加減が難しく、オンリーワンの姿になることが多い
田原の林さん カラーリングマムを生産

カテゴリー:社会・経済

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