豊橋署が迷子保護の中学生2人に感謝状

　豊橋署は25日、道に迷っていた小学校低学年の男児を保護し、旭東田交番まで連れてきたとして豊橋市立豊岡中学校１年の大林紅皇都（みこと）さんと石黒宝子さんに感謝状を贈った。
　２人は５月29日午後２時頃、同市東田仲の町の公園付近で遊んでいたところ、不安げな様子で歩いている男の子を見つけた。「１人じゃ危ないよ」と声をかけると「おばあちゃんの家に行こうと思った」と答えたという。
　一緒になって祖母の家を１時間ほど探したが、見つからなかった。その間も「大丈夫だよ」と励まし続けた。
　このままでは事件や事故に巻き込まれると判断した２人は、近くの旭東田交番に向かい、署員に事情を説明し保護してもらった。男の子は保護者と一緒にいたが、途中ではぐれてしまったという。
　豊橋署の鈴木彰署長は「勇気を出して男児に声をかけ、交番まで連れてきたことに感謝しています」と話した。
　大林さんは「いいことをしたなと思いました」と笑顔で話した。
【林大二朗】