アプリ活用でカフェを若者ら交流の場に
東海地区の国立5大学などが主催する「トンガリビジネスプランコンテスト2021」(6月12日開催)で、豊橋技術科学大学のチームが最優秀賞に選ばれた。コロナ禍で現実での出会いが減った若者らの交流の場として、来店客の減少に悩むカフェを利用する。加盟店への来店予約と決済ができるアプリサービス「Cafett(カフェット)」は今月17日からサービスを始め、豊橋市内16店が加盟している。
技科大のチームは、機械工学系4年の薮内龍介さん、蕗谷郁弥さん、柴高誠季さんを中心に昨秋に立ち上がった。その後、情報・知能工学系の学生4人もアプリ開発などで加わった。
主な対象は18~25歳。カフェット利用者はまず、スマートフォンでアプリ登録し、全店共通のチケットを購入する。交流会の情報は随時通知され、タイトルとともに日時や店紹介などの基本情報が流れる。この情報をもとに参加の意思表示をする。
利用者のマッチングではなく、店の商品に課金するのが特徴だ。薮内さんは「店側が目的を理解しており、多少の長話で店に気兼ねして居心地が悪くなる心配もない。初対面での安全性も担保できる」と説明する。
チケットは枚数に応じてライト(1380円)からシティ(学生3690円、一般4480円)まで三つのプランから選ぶ。精算はスマホ決済で、チケット1枚の料金は店ごとに異なる。チケット1枚で収入400円の場合、店に350円、アプリ管理者に50円の割合で分配する。
将来的には既存のSNSのようなフォロワー機能や招待機能の追加も検討中だ。一方、趣旨にそぐわない集まりの招集が続けば、管理者の判断で削除やアカウント停止などの対策も講じる。
今回の「トンガリ」最優秀で活動資金100万円のほか、メンターによる事業化の助言などが受けられる。同大学でも学内発ベンチャーとして認める方針。薮内さんは事業説明で「新たな引き合いも出ている。半年後には東三河全域、2年後は全国展開を」と意気込む。
【加藤広宣】
東海地区の国立5大学などが主催する「トンガリビジネスプランコンテスト2021」(6月12日開催)で、豊橋技術科学大学のチームが最優秀賞に選ばれた。コロナ禍で現実での出会いが減った若者らの交流の場として、来店客の減少に悩むカフェを利用する。加盟店への来店予約と決済ができるアプリサービス「Cafett(カフェット)」は今月17日からサービスを始め、豊橋市内16店が加盟している。
技科大のチームは、機械工学系4年の薮内龍介さん、蕗谷郁弥さん、柴高誠季さんを中心に昨秋に立ち上がった。その後、情報・知能工学系の学生4人もアプリ開発などで加わった。
主な対象は18~25歳。カフェット利用者はまず、スマートフォンでアプリ登録し、全店共通のチケットを購入する。交流会の情報は随時通知され、タイトルとともに日時や店紹介などの基本情報が流れる。この情報をもとに参加の意思表示をする。
利用者のマッチングではなく、店の商品に課金するのが特徴だ。薮内さんは「店側が目的を理解しており、多少の長話で店に気兼ねして居心地が悪くなる心配もない。初対面での安全性も担保できる」と説明する。
チケットは枚数に応じてライト(1380円)からシティ(学生3690円、一般4480円)まで三つのプランから選ぶ。精算はスマホ決済で、チケット1枚の料金は店ごとに異なる。チケット1枚で収入400円の場合、店に350円、アプリ管理者に50円の割合で分配する。
将来的には既存のSNSのようなフォロワー機能や招待機能の追加も検討中だ。一方、趣旨にそぐわない集まりの招集が続けば、管理者の判断で削除やアカウント停止などの対策も講じる。
今回の「トンガリ」最優秀で活動資金100万円のほか、メンターによる事業化の助言などが受けられる。同大学でも学内発ベンチャーとして認める方針。薮内さんは事業説明で「新たな引き合いも出ている。半年後には東三河全域、2年後は全国展開を」と意気込む。
【加藤広宣】