コロナワクチン個別接種予約 豊橋で高齢者の取り消し相次ぐ
新型コロナワクチンの供給不足を背景に、豊橋市内の一部医療機関で高齢者の個別接種の予約が取り消されるケースが増えている。市保健所への問い合わせも殺到している。実際に取り消しの連絡を受けた市内の70代の女性は「代わりに県の大規模集団接種を勧められたが、予約はパソコンかスマートフォンのみ。どうしたらいいのか」と困っている。
女性は6月23日、通院しているかかりつけ医で夫とともに個別接種の予約を済ませた。医療機関から手作りの「予約票」を受け取った。市の接種券など必要書類と一緒に持参すれば接種できる手はずだった。
それが今月6日、医院から電話で予約取り消しを通知された。食い下がったが覆らなかった。医院はは旧マリエール豊橋で10日から始まった県の大規模接種会場を勧めたが、ネットでの予約方法しかなく断念した。
市保健所や市のコールセンターへ説明を求めたが「15日から64歳以下の予約受け付けが始まるので」と会話が一向にかみ合わない。挙句「8~9月にワクチンが届けば接種できると思う」と言われたという。
市では浅井由崇市長の記者会見で、15日からの64歳以下の予約受け付けは困難な状況だと呼び掛けた。13日の臨時会見でも再度強調した。
市が集計した14日現在の接種状況は、高齢者(9万6482人)の接種は1回目が7万5670人、2回目は4万4885人。未接種者は2万人強いる。
7月のワクチン供給見込みは計50箱(約5万8500回分)。うち、8月実施予定の市の集団接種(3200人)で6400回分を充てる。この時点での2回目の未接種者は64歳以下の一部優先接種者を含め約4万3000人に上る。
取り消された人は「確実に接種する」
市感染症対策室によると「一時的に混乱状態に陥り、一部の医療機関で誤解もあった」と現状を認めつつ、「高齢者と2回目の未接種者は確実に接種する」との方針を強調した。
さらに「誤って予約を取り消された人は市と医師会を通じ、確実に接種できるよう調整中だ。その分の在庫は確保している」と呼び掛ける。
予約取り消しの問い合わせは、市保健所・保健センター(0532・39・9111)へ。
【加藤広宣】
新型コロナワクチンの供給不足を背景に、豊橋市内の一部医療機関で高齢者の個別接種の予約が取り消されるケースが増えている。市保健所への問い合わせも殺到している。実際に取り消しの連絡を受けた市内の70代の女性は「代わりに県の大規模集団接種を勧められたが、予約はパソコンかスマートフォンのみ。どうしたらいいのか」と困っている。
女性は6月23日、通院しているかかりつけ医で夫とともに個別接種の予約を済ませた。医療機関から手作りの「予約票」を受け取った。市の接種券など必要書類と一緒に持参すれば接種できる手はずだった。
それが今月6日、医院から電話で予約取り消しを通知された。食い下がったが覆らなかった。医院はは旧マリエール豊橋で10日から始まった県の大規模接種会場を勧めたが、ネットでの予約方法しかなく断念した。
市保健所や市のコールセンターへ説明を求めたが「15日から64歳以下の予約受け付けが始まるので」と会話が一向にかみ合わない。挙句「8~9月にワクチンが届けば接種できると思う」と言われたという。
市では浅井由崇市長の記者会見で、15日からの64歳以下の予約受け付けは困難な状況だと呼び掛けた。13日の臨時会見でも再度強調した。
市が集計した14日現在の接種状況は、高齢者(9万6482人)の接種は1回目が7万5670人、2回目は4万4885人。未接種者は2万人強いる。
7月のワクチン供給見込みは計50箱(約5万8500回分)。うち、8月実施予定の市の集団接種(3200人)で6400回分を充てる。この時点での2回目の未接種者は64歳以下の一部優先接種者を含め約4万3000人に上る。
取り消された人は「確実に接種する」
市感染症対策室によると「一時的に混乱状態に陥り、一部の医療機関で誤解もあった」と現状を認めつつ、「高齢者と2回目の未接種者は確実に接種する」との方針を強調した。
さらに「誤って予約を取り消された人は市と医師会を通じ、確実に接種できるよう調整中だ。その分の在庫は確保している」と呼び掛ける。
予約取り消しの問い合わせは、市保健所・保健センター(0532・39・9111)へ。
【加藤広宣】