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三沢氏の「ANIMALS」展 豊橋美博で17日開幕

カテゴリー:イベント

作品を解説する三沢氏=いずれも豊橋市美術博物館で
作品を解説する三沢氏=いずれも豊橋市美術博物館で
クマをテーマにした会場
クマをテーマにした会場

 現代日本を代表する木彫作家の一人、三沢厚彦氏の動物彫刻、絵画を集めた「三沢厚彦 ANIMALS 2021 in TOYOHASHI」展が17日、豊橋市美術博物館で開幕する。16日、関係者を招き内覧会が開かれた。8月29日まで。
 三沢氏は京都出身。東京芸大と大学院で彫刻を学び、2000年から動物をモチーフに木彫制作を始めた。「ANIMALS」はクスノキを主材に、ほぼ等身大で多彩な動物を表すシリーズ。丸太から大胆に彫りあげ着彩した作品は、独特な存在感を持ちファンも多い。
 18年、同館ラウンジに三沢氏による3匹のウサギを設置した縁で展示会が実現した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開場式は中止したが、内覧会には三沢氏も顔を見せた。
 立体と平面130作品を展示。部屋ごとにコンセプトを設けて作品を配した。第1会場「BEAR」ではクマがテーマ。人々が愛らしく感じている童話のようなクマと現実の恐ろしいクマの両面を持つ、見る人によって印象の変わる作品が並ぶ。第2会場「アニマル大行進」は室内空間を存分に生かし、立体と平面で大小の動物が移動するさまを表した。北ラウンジでは窓の向こうに広がる緑を借景に、フェニックスとユニコーンが共演する。
 第3会場は「過去×現在」。アサンブラージュなどの初期作品、画家や彫刻へのオマージュ作品。アトリエをイメージしたコーナーも。第4会場「ホワイト・アニマル」では、白い動物たちと幻想的な生きものを並べた。目に自然環境を写し込んだ白い動物たち、コロナ終息を願って制作した迫力あるキメラなどが並ぶ。キメラの背に隠れるアマビエも見ておきたい。「好きなように見ていただき、作品からいろいろな思いを持ち帰ってほしい」と三沢氏は話す。一般・大学生1200円、小中高生600円。「ほの国こどもパスポート」持参の東三河地区小中学生は無料。
【田中博子】

 現代日本を代表する木彫作家の一人、三沢厚彦氏の動物彫刻、絵画を集めた「三沢厚彦 ANIMALS 2021 in TOYOHASHI」展が17日、豊橋市美術博物館で開幕する。16日、関係者を招き内覧会が開かれた。8月29日まで。
 三沢氏は京都出身。東京芸大と大学院で彫刻を学び、2000年から動物をモチーフに木彫制作を始めた。「ANIMALS」はクスノキを主材に、ほぼ等身大で多彩な動物を表すシリーズ。丸太から大胆に彫りあげ着彩した作品は、独特な存在感を持ちファンも多い。
 18年、同館ラウンジに三沢氏による3匹のウサギを設置した縁で展示会が実現した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開場式は中止したが、内覧会には三沢氏も顔を見せた。
 立体と平面130作品を展示。部屋ごとにコンセプトを設けて作品を配した。第1会場「BEAR」ではクマがテーマ。人々が愛らしく感じている童話のようなクマと現実の恐ろしいクマの両面を持つ、見る人によって印象の変わる作品が並ぶ。第2会場「アニマル大行進」は室内空間を存分に生かし、立体と平面で大小の動物が移動するさまを表した。北ラウンジでは窓の向こうに広がる緑を借景に、フェニックスとユニコーンが共演する。
 第3会場は「過去×現在」。アサンブラージュなどの初期作品、画家や彫刻へのオマージュ作品。アトリエをイメージしたコーナーも。第4会場「ホワイト・アニマル」では、白い動物たちと幻想的な生きものを並べた。目に自然環境を写し込んだ白い動物たち、コロナ終息を願って制作した迫力あるキメラなどが並ぶ。キメラの背に隠れるアマビエも見ておきたい。「好きなように見ていただき、作品からいろいろな思いを持ち帰ってほしい」と三沢氏は話す。一般・大学生1200円、小中高生600円。「ほの国こどもパスポート」持参の東三河地区小中学生は無料。
【田中博子】

作品を解説する三沢氏=いずれも豊橋市美術博物館で
作品を解説する三沢氏=いずれも豊橋市美術博物館で
クマをテーマにした会場
クマをテーマにした会場

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