豊川「平和の像」で清掃献花
7日で2500人以上が犠牲となった豊川海軍工廠(しょう)への空襲から76年となるのを前に、工廠跡地の豊川公園内「平和の像」周辺で1日、市平和都市推進協議会による清掃活動があった。
会員ら18人が参加し、像周辺の生垣に生えた雑草を抜いたり、台座や階段などに溜まったゴミや落ち葉などを掃いた。像が建立された由来や、市の平和都市宣言が書かれた石碑もきれいに磨き上げ、周辺にある工廠従事者らでなる「八七会」による記念碑なども掃除した。最後には、参加者が一人ずつ像に献花し、戦没者を悼んだ。
清掃活動は「あの夏を想う集い」という事業の一環で、2017年度まで毎年行われ、今年度から再び復活した。
父・大輔さん(38)と参加した小坂井中学校の橋本悠紀さん(12)は「戦争で亡くなった方を少しでも慰められるように、細かいところまできれいにしました。8月7日はたくさんの人に来てほしい」と話した。亡くなった祖父から何度も戦時中の話を聞かされていた大輔さんも「次の世代に引き継いでいく意味でも、この活動を続けていきたい」と話していた。
(由本裕貴)
7日で2500人以上が犠牲となった豊川海軍工廠(しょう)への空襲から76年となるのを前に、工廠跡地の豊川公園内「平和の像」周辺で1日、市平和都市推進協議会による清掃活動があった。
会員ら18人が参加し、像周辺の生垣に生えた雑草を抜いたり、台座や階段などに溜まったゴミや落ち葉などを掃いた。像が建立された由来や、市の平和都市宣言が書かれた石碑もきれいに磨き上げ、周辺にある工廠従事者らでなる「八七会」による記念碑なども掃除した。最後には、参加者が一人ずつ像に献花し、戦没者を悼んだ。
清掃活動は「あの夏を想う集い」という事業の一環で、2017年度まで毎年行われ、今年度から再び復活した。
父・大輔さん(38)と参加した小坂井中学校の橋本悠紀さん(12)は「戦争で亡くなった方を少しでも慰められるように、細かいところまできれいにしました。8月7日はたくさんの人に来てほしい」と話した。亡くなった祖父から何度も戦時中の話を聞かされていた大輔さんも「次の世代に引き継いでいく意味でも、この活動を続けていきたい」と話していた。
(由本裕貴)