豊橋「奏楽」でブルーベリー狩り始まる

　豊橋市石巻町の生活介護事業所「奏楽（そうら）」で今夏も、利用者らが育てるブルーベリー畑で一般向け「ブルーベリー狩り」を開始した。
　施設近くのブルーベリー園は、系列施設の多機能型事業所「童里夢」が運営してきたが、２０１５年に奏楽が開所し管理を引き継いだ。年々作付面積を増やし、昨年から一般向けブルーベリー狩り体験を開始した。
　施設では利用者が「喫茶」「軽作業」「焼き菓子」の各班で作業に励む。約２０００平方㍍で約10種のブルーベリーを自然栽培。軽作業班が草刈りや剪定、収穫などに励む。安心安全を考えて無農薬無肥料の自然栽培を展開。今年は天候に恵まれ、栽培面積も増やしたため豊作となった。
　ブルーベリー狩りは、新型コロナ感染拡大防止を考え、昨年は１日４組限定で実施。今年は午前10時から１時間ずつの交代制で、１日7回、各回１組限定で食べ放題とする。現在は粒も大きめで甘みの強いラビットアイ系が楽しめる。施設では喫茶班が収穫した実で作ったスムージーやジェラートを施設内のカフェ「奏」で提供。焼き菓子班もドライの実でクッキーやパンを作っている。
　「自然栽培にこだわったブルーベリーを満喫して」とスタッフ。体験期間は9月中旬まで（日、月曜、13、14日は休み）。中学生以上1000円、小学生500円、未就学児無料。前日午後3時までに希望日時を電話で予約する。申し込み、問い合わせは奏楽（０５３２・87・１５００）へ。
【田中博子】