豊橋に1000円ショップ開店

　１０００円ショップ「Ｓｕｎ（サン）」が、豊橋市松葉町２にオープンした。豊橋市役所を３月に定年退職した加藤充洋さん（60）が、市中心部の活性化などを目指し空き店舗を活用した。
　加藤さんは大学を卒業後、市職員に。行政課、納税課、社会教育課などを経て、今年３月まで東三河広域連合の介護保険課長を務めた。
　定年後も市役所で働く道もあったが、以前から企画やデザイン系の業務が得意だったことから個人事業主として店をオープンしたいと考えていた。妻優佳さん（54）が中国出身で、親族の協力によって中国から雑貨などを輸入できることから、１０００円ショップの開店を決めた。
　バッグ類、衣類、子ども用の知育用玩具、犬猫用グッズ、インテリア小物など、さまざまな商品がそろう。将来は中国茶の試飲販売も計画する。
　アイデア商品も数多い。中身の温度が表示されるタンブラー、赤ちゃんのおむつ替え簡易ベッドにもなるリュックサックなど。１０００円（税別）が中心だが、２０００円、３０００円の商品もそろう。
　加藤さんは「安くて良い商品を用意します。豊橋駅と、こども未来館を結ぶ通り沿いに店があるので、子どもや若い母親向けの商品を充実させたい。将来は中国との人脈を活用して、グッズ製作や卸販売へ業務を広げたい」と意気込む。
　午前10時から午後６時、水曜定休。問い合わせは加藤さん（０９０・５６３７・５３４５）か、ホームページ＝ＱＲコード＝で。
【竹下貴信】