ITで地域課題解決「アーバンイノベーション豊橋」
豊橋市は、起業間もない「スタートアップ」に、IT(情報技術)による地域課題の解決を委ねる「アーバンイノベーション豊橋」事業で2社の提案を最優秀に選んだ。
今年度の課題は「期日前投票所の混雑回避策」と「AI(人工知能)を使った児童虐待防止策」。今年度の実証実験として取り組む。
期日前投票所の混雑回避策は、応募5件の中から「センサーズ・アンド・ワークス」(神戸市)の提案を選んだ。
赤外線センサーで人の流れをつかみ、投票所や駐車場などの混雑状況を計る。数字やグラフなどに可視化し、ウェブサイトの配信で閲覧者に混雑状況を知らせる。新型コロナウイルス禍の感染防止を踏まえて「3密」回避策としても期待される。今秋の総選挙で実証実験の予定。
児童虐待防止策は7件の応募があり、「カナミックネットワーク」(東京都渋谷区)に決まった。
市こども若者総合相談支援センター(ココエール)の相談記録の文字や文章データを元に、AIが有用な情報を拾い出す「テキスト分析」を用いる。虐待の予兆を知る手掛かりとし、リスクのいち早い発見と可視化も目指す。
市のプロジェクトでは全国に課題解決の提案を募り、実証実験や試験的な運用などを経て本格導入を検討する。昨年度は外国人市向けの情報発信ウェブサイトなどが選ばれ、今年度の事業化が決まった。
【加藤広宣】
豊橋市は、起業間もない「スタートアップ」に、IT(情報技術)による地域課題の解決を委ねる「アーバンイノベーション豊橋」事業で2社の提案を最優秀に選んだ。
今年度の課題は「期日前投票所の混雑回避策」と「AI(人工知能)を使った児童虐待防止策」。今年度の実証実験として取り組む。
期日前投票所の混雑回避策は、応募5件の中から「センサーズ・アンド・ワークス」(神戸市)の提案を選んだ。
赤外線センサーで人の流れをつかみ、投票所や駐車場などの混雑状況を計る。数字やグラフなどに可視化し、ウェブサイトの配信で閲覧者に混雑状況を知らせる。新型コロナウイルス禍の感染防止を踏まえて「3密」回避策としても期待される。今秋の総選挙で実証実験の予定。
児童虐待防止策は7件の応募があり、「カナミックネットワーク」(東京都渋谷区)に決まった。
市こども若者総合相談支援センター(ココエール)の相談記録の文字や文章データを元に、AIが有用な情報を拾い出す「テキスト分析」を用いる。虐待の予兆を知る手掛かりとし、リスクのいち早い発見と可視化も目指す。
市のプロジェクトでは全国に課題解決の提案を募り、実証実験や試験的な運用などを経て本格導入を検討する。昨年度は外国人市向けの情報発信ウェブサイトなどが選ばれ、今年度の事業化が決まった。
【加藤広宣】