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豊橋技術大と名市大 先端工学と医薬学で連携へ

医薬工の研究分野で連携する豊橋技科大㊤と名古屋市立大(提供)
医薬工の研究分野で連携する豊橋技科大㊤と名古屋市立大(提供)
豊橋技術大と名市大 先端工学と医薬学で連携へ
豊橋技術大と名市大 先端工学と医薬学で連携へ

 豊橋技術科学大学(寺嶋一彦学長)は15日に開いた定例記者会見で、名古屋市立大学(郡健二郎学長)と包括連携協定を結ぶと発表した。豊橋技科大の持つ先端工学分野と、名市大の医学と薬学との連携で、付加価値の高い研究成果を見込む。名市大で11月29日、正式に調印する。
 豊橋技科大は工学系の単科大学のため、研究の強みを生かして将来有望な分野の一つとして医薬系を持つ大学との連携を模索していた。一方、医薬系が得意な名市大は唯一、工学系の研究領域をがなかった。連携協定で両者の強みを生かすと同時に弱点を補う。
 豊橋技科大からはロボットやセンシング技術をはじめ、AI(人工知能)などの先端技術や知見を提供する。
 具体的には名市大付属病院など医療現場で、豊橋技科大のロボット技術活用などを検討している。互いに客員教員を4人ずつ迎え、医薬と工学連携による革新的な研究成果の創出のほか、学生らの教育充実も図る。
 寺嶋学長は「学長同士の交流で研究分野を補う共通認識があった」といきさつを説明。山本真一副学長は「医療現場での研究者の立ち合いも容易になる。移植手術など高度医療にロボット工学やAIの知見などが果たす役割は大きい」と連携の意義を強調した。
 豊橋技科大は2014年に浜松医科大学と教育プログラムの連携を結んだが、研究開発の医工連携は今回が初となる。
 協定調印後、名市大さくら講堂で記念シンポジウムを開く。がん治療やバイオ創薬など医工連携をテーマに、講演や両大学研究者による討論会がある。申し込みは名古屋市電子申請サービス=QRコード=へ。
【加藤広宣】

 豊橋技術科学大学(寺嶋一彦学長)は15日に開いた定例記者会見で、名古屋市立大学(郡健二郎学長)と包括連携協定を結ぶと発表した。豊橋技科大の持つ先端工学分野と、名市大の医学と薬学との連携で、付加価値の高い研究成果を見込む。名市大で11月29日、正式に調印する。
 豊橋技科大は工学系の単科大学のため、研究の強みを生かして将来有望な分野の一つとして医薬系を持つ大学との連携を模索していた。一方、医薬系が得意な名市大は唯一、工学系の研究領域をがなかった。連携協定で両者の強みを生かすと同時に弱点を補う。
 豊橋技科大からはロボットやセンシング技術をはじめ、AI(人工知能)などの先端技術や知見を提供する。
 具体的には名市大付属病院など医療現場で、豊橋技科大のロボット技術活用などを検討している。互いに客員教員を4人ずつ迎え、医薬と工学連携による革新的な研究成果の創出のほか、学生らの教育充実も図る。
 寺嶋学長は「学長同士の交流で研究分野を補う共通認識があった」といきさつを説明。山本真一副学長は「医療現場での研究者の立ち合いも容易になる。移植手術など高度医療にロボット工学やAIの知見などが果たす役割は大きい」と連携の意義を強調した。
 豊橋技科大は2014年に浜松医科大学と教育プログラムの連携を結んだが、研究開発の医工連携は今回が初となる。
 協定調印後、名市大さくら講堂で記念シンポジウムを開く。がん治療やバイオ創薬など医工連携をテーマに、講演や両大学研究者による討論会がある。申し込みは名古屋市電子申請サービス=QRコード=へ。
【加藤広宣】

医薬工の研究分野で連携する豊橋技科大㊤と名古屋市立大(提供)
医薬工の研究分野で連携する豊橋技科大㊤と名古屋市立大(提供)
豊橋技術大と名市大 先端工学と医薬学で連携へ
豊橋技術大と名市大 先端工学と医薬学で連携へ

カテゴリー:社会・経済

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