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新城・作手の甘泉寺で開創650年法要

大般若経を転読する僧侶=新城市作手鴨ヶ谷の甘泉寺で
大般若経を転読する僧侶=新城市作手鴨ヶ谷の甘泉寺で
修復された開山像
修復された開山像
得度を受けた大隼さん㊥
得度を受けた大隼さん㊥

 新城市作手鴨ヶ谷の「甘泉寺」で23日、開創650年記念法要があった。南北朝時代に創建された古寺。檀徒総代が中心に運営し、臨済宗永源寺派管長の道前慈明老大師らが般若心経を唱え、地域の繁栄などを祈った。
 1370(応安3)年に三河を行脚した弥天永釈(みてんえいしゃく)大和尚が創建したとされる。境内にある樹齢600年以上の常緑高木「コウヤマキ」は1972年に国指定天然記念物に、室町時代後期の「仏涅槃図」も同年に県指定文化財となった。
 本来は650年を迎えた昨年に法要を営む計画だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止から延期した。その間に、弥天永釈大和尚の「開山像」と1719年に建設された「開山堂」を修復した。
 市内をはじめ豊橋や岡崎、静岡県からの檀徒ら約50人が出席。記念法要では道前管長ら僧侶が600巻の大般若経を手分けして、要所を発声しながら素早く目を通す「転読」を実施した。
 また坂田堅二住職の孫の大隼さん(3)が僧侶になるための「得度式」も開かれた。
 檀徒総代代表の杉浦喜美夫さんは「伝統ある寺を大切に思う気持ちを分かち合うことができた。650年を機に寺の歴史や魅力を紹介したい」とあいさつした。
 坂田住職は「人が集まって寺の節目を祝うことができてうれしい」と話した。
【安藤聡】

 新城市作手鴨ヶ谷の「甘泉寺」で23日、開創650年記念法要があった。南北朝時代に創建された古寺。檀徒総代が中心に運営し、臨済宗永源寺派管長の道前慈明老大師らが般若心経を唱え、地域の繁栄などを祈った。
 1370(応安3)年に三河を行脚した弥天永釈(みてんえいしゃく)大和尚が創建したとされる。境内にある樹齢600年以上の常緑高木「コウヤマキ」は1972年に国指定天然記念物に、室町時代後期の「仏涅槃図」も同年に県指定文化財となった。
 本来は650年を迎えた昨年に法要を営む計画だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止から延期した。その間に、弥天永釈大和尚の「開山像」と1719年に建設された「開山堂」を修復した。
 市内をはじめ豊橋や岡崎、静岡県からの檀徒ら約50人が出席。記念法要では道前管長ら僧侶が600巻の大般若経を手分けして、要所を発声しながら素早く目を通す「転読」を実施した。
 また坂田堅二住職の孫の大隼さん(3)が僧侶になるための「得度式」も開かれた。
 檀徒総代代表の杉浦喜美夫さんは「伝統ある寺を大切に思う気持ちを分かち合うことができた。650年を機に寺の歴史や魅力を紹介したい」とあいさつした。
 坂田住職は「人が集まって寺の節目を祝うことができてうれしい」と話した。
【安藤聡】

大般若経を転読する僧侶=新城市作手鴨ヶ谷の甘泉寺で
大般若経を転読する僧侶=新城市作手鴨ヶ谷の甘泉寺で
修復された開山像
修復された開山像
得度を受けた大隼さん㊥
得度を受けた大隼さん㊥

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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