豊川稲荷の夜詣と着物詣

　豊川稲荷で今年７月から始まった夜間参拝「夜詣（ヨルモウデ）」。さらに盛り上げようと11月５日～12月５日の金土日と祝日と、22日の計17日間、「着物詣」と銘打ち、映画やドラマの「大奥」などで使われた本物の衣装を展示して光の演出をする。
　ヨルモウデは豊川青年会議所が中心となり「縁日参りプロジェクト実行委員会」を立ち上げ、新型コロナウイルス禍で参拝客が減少している豊川稲荷の支援になればと企画。縁日が開かれる毎月22日に実施している。これまでに約２万人が来場した。
　着物詣は、稲荷内の寺宝館を活用する。京都市の染と織のメーカー「山口美術織物」の協力で、「大奥」などで実際に俳優が着た衣装20点を展示し、芸術的な光の演出をする。別の10点は来場者が着られる。
　豊川ＪＣ観光グループ副理事長の谷口慶一さんは「周辺の店もヨルモウデに合わせて営業してくれます。祈とうや精進料理、着物を着て記念撮影など、特別なプランも用意します。ぜひ来場を」とＰＲする。
　ヨルモウデは午後５時から同10時、着物詣は午前10時から午後10時。入場料はヨルモウデは大人８００円、中学生以下５００円（当日は大人１０００円、中学生以下６００円）。着物詣は大人５００円、中学生以下２５０円（当日は大人６００円、中学生以下３００円）。チケットぴあ、サポーターズクラブで販売している。問い合わせは縁日参りプロジェクト実行委員会（０５０・３６２３・４１４６）へ。
【竹下貴信】