薬剤師と面談、豊橋市の働く女性の健康づくり講座

　豊橋市が企画した「働く女性のための健幸（けんこう）プログラム『からだケアｍｅ！』」が続いている。46人の女性が参加中だ。健康づくりに役立つオンライン講座を３カ月受講し、女性薬剤師が参加者を個別サポートするのがポイント。27日、市薬剤師会の石黒佳子さんによる面談があった。
　働く世代の女性は公私ともに忙しい。男性に比べ運動量やスポーツ実施率が低いことが知らる。そこで、１回30分のオンライン講座を９～11月の各月８回配信し、好きな時間に参加できるようにした。内容は「腰痛」「美肌」「肩こり」「むくみ」」など。講師は産婦人科医、薬剤師、理学療法士、トレーナーら。ライブ配信でその場で質問ができる。見逃し再生も可能。
　参加者一人ひとりに担当の女性薬剤師がつく。石黒さんは、この日面談した市内の30代の女性とＬＩＮＥで友達登録し、サポートを続けた。面談前には質問を出してもらった。
　女性の悩みは体重とむくみなど。配信された動画を見て、毎日体重計に乗り、食生活を改善した結果、２㌔減量した。「すごーい」と石黒さん。
　事前に出した質問は、漢方の効果。石黒さんは調べた効用などを説明した。女性は「薬剤師がアドバイスしてくれるのは心強い」と話した。
　事業は今回で終了するが、市は２月からオンライン講座をＹｏｕＴｕｂｅで配信し、市民に利用してもらう。
【山田一晶】