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新城「皆集庵登り窯」10年ぶり窯出し

窯出しした参加者=新城市豊岡で
窯出しした参加者=新城市豊岡で
窯の中で焼き上がった陶器
窯の中で焼き上がった陶器

 新城市豊岡葭ヶ滝の「皆集庵登り窯」で、10年ぶりに窯出しがあった。初めて利用した陶芸家4人が窯から作品を取り出し、出来栄えを確認した。
 斜面を利用して、目の前の宇連川の石を使って30年以上前に築かれた窯。2006年に「戸田工務店」が購入し、NPO法人「奥三河田舎暮らし隊」が管理する。5年以上使われることがなかったが、市内の原田秀憲さん(71)と豊川市の青山正敏さん(68)らが「登り窯で本格的に作品を作りたい」と3年間かけて窯の修繕やまきを集めた。
 今月19日に火を入れ、1250度まで熱してから自然冷却し、27日に窯から出した。抹茶茶碗や花器、コーヒーカップなど約300点が焼き上がった。
 青山さんは「灰のかかり方にばらつきがあった。時間と温度調整をよく考えたい」と述べ、次回への意欲をみせた。
 愛西市の県立芸術大学生の安達充徳さん(24)は「長い時間かけて焼いたのは初めて。面白い作品もできた」と満足した。
 作品は各自で展示会に出品するという。
【安藤聡】

 新城市豊岡葭ヶ滝の「皆集庵登り窯」で、10年ぶりに窯出しがあった。初めて利用した陶芸家4人が窯から作品を取り出し、出来栄えを確認した。
 斜面を利用して、目の前の宇連川の石を使って30年以上前に築かれた窯。2006年に「戸田工務店」が購入し、NPO法人「奥三河田舎暮らし隊」が管理する。5年以上使われることがなかったが、市内の原田秀憲さん(71)と豊川市の青山正敏さん(68)らが「登り窯で本格的に作品を作りたい」と3年間かけて窯の修繕やまきを集めた。
 今月19日に火を入れ、1250度まで熱してから自然冷却し、27日に窯から出した。抹茶茶碗や花器、コーヒーカップなど約300点が焼き上がった。
 青山さんは「灰のかかり方にばらつきがあった。時間と温度調整をよく考えたい」と述べ、次回への意欲をみせた。
 愛西市の県立芸術大学生の安達充徳さん(24)は「長い時間かけて焼いたのは初めて。面白い作品もできた」と満足した。
 作品は各自で展示会に出品するという。
【安藤聡】

窯出しした参加者=新城市豊岡で
窯出しした参加者=新城市豊岡で
窯の中で焼き上がった陶器
窯の中で焼き上がった陶器

カテゴリー:社会・経済

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