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第二種電気工事士に合格 豊橋磯辺小5年の林さん

第二種電気工事士の免状を手にする林さん=東愛知新聞社で
第二種電気工事士の免状を手にする林さん=東愛知新聞社で

 豊橋市立磯辺小学校5年の林彼方さん(11)が「第二種電気工事士」の試験に合格した。東愛知新聞社に免状を持参して喜びを語った。
 一般住宅や店舗などの600ボルト以下の設備工事に従事できる資格。年間12万人前後が受験する。筆記と技能試験があり、合格率はそれぞれ50~60%。ただ、社会人が仕事の都合で資格取得のため受験する例が大半だ。また最初の資格を目指して試験を受ける工業高校の2年生も。小学校では習わない数式などを使って解く問題もあり、林さんは愛知大学の試験会場の様子を「おじさんばかりだった」と話した。
 出願したのが今年3月。同居するおばあさんの部屋はいくつものコンセントがあり、きれいにまとめる工事をするには資格が必要だと知った。そこで猛勉強し、合格を目指した。
 筆記試験対策としては、テキストを買ってもらい、出ている問題を徹底的に解いた。実技は回路の組み立てなどだが、通販でキットが売られているため、買ってもらって練習した。
 筆記試験は6月。計算問題は自信がなかったが、物の名称を問う問題に備えて工具の名前などを暗記しており、それで点数を稼いだ。無事に合格した。7月の技能試験では、問題を見た瞬間に「合格できるかも」と思ったという。いくつかある出題パターンのうち、最も得意とする問題だったからだ。
 9月に顔写真入りの免状が届いた。「飛び上がるぐらいうれしかった」と林さん。学校で先生や同級生にも話したが、その価値を理解してくれたのは1人だけだった。5歳下の弟が、さらに林さんを尊敬するようになり「僕も試験を受ける」と言い出したという。林さんはこれからも電気関係の資格を目指す。
【山田一晶】

 豊橋市立磯辺小学校5年の林彼方さん(11)が「第二種電気工事士」の試験に合格した。東愛知新聞社に免状を持参して喜びを語った。
 一般住宅や店舗などの600ボルト以下の設備工事に従事できる資格。年間12万人前後が受験する。筆記と技能試験があり、合格率はそれぞれ50~60%。ただ、社会人が仕事の都合で資格取得のため受験する例が大半だ。また最初の資格を目指して試験を受ける工業高校の2年生も。小学校では習わない数式などを使って解く問題もあり、林さんは愛知大学の試験会場の様子を「おじさんばかりだった」と話した。
 出願したのが今年3月。同居するおばあさんの部屋はいくつものコンセントがあり、きれいにまとめる工事をするには資格が必要だと知った。そこで猛勉強し、合格を目指した。
 筆記試験対策としては、テキストを買ってもらい、出ている問題を徹底的に解いた。実技は回路の組み立てなどだが、通販でキットが売られているため、買ってもらって練習した。
 筆記試験は6月。計算問題は自信がなかったが、物の名称を問う問題に備えて工具の名前などを暗記しており、それで点数を稼いだ。無事に合格した。7月の技能試験では、問題を見た瞬間に「合格できるかも」と思ったという。いくつかある出題パターンのうち、最も得意とする問題だったからだ。
 9月に顔写真入りの免状が届いた。「飛び上がるぐらいうれしかった」と林さん。学校で先生や同級生にも話したが、その価値を理解してくれたのは1人だけだった。5歳下の弟が、さらに林さんを尊敬するようになり「僕も試験を受ける」と言い出したという。林さんはこれからも電気関係の資格を目指す。
【山田一晶】

第二種電気工事士の免状を手にする林さん=東愛知新聞社で
第二種電気工事士の免状を手にする林さん=東愛知新聞社で

カテゴリー:社会・経済

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