豊橋公園に「エールポスト」登場

　豊橋市今橋町の豊橋公園に11日、昨年放映のＮＨＫ連続テレビ小説「エール」にちなんで新設した郵便ポストの利用が始まった。主人公のモデル古関裕而と金子夫妻の出会いが文通だったためポストに着目。日本郵便東海支社でオリジナル消印を作り、約１年間利用できる。
　市美術博物館の西側に設けた。両側と正面に音符や桜、四つ葉のクローバーなど二人にちなむラッピング、背面は市内在住の漫画家佐野妙さんが描く「古関金子ちゃん」の漫画を貼った。消印も同じキャラクターだ。
　投函式で浅井由崇市長をはじめ、現地との交流がある市立羽根井小学校の児童や豊橋商工会議所青年部のメンバーらが手紙などを託した。
　羽根井小学校６年の平安小町さんと鈴木美音さんは、オンライン授業で福島市立第三小と親交がある。２人は「授業では互いのまちの魅力を語り合い、特産品の自慢もしている。福島のよさを理解できたので、早く対面で一緒に授業を受けられたら」と話した。
　郵便物は豊橋郵便局で１日２回集め、専用の消印を押して発送。豊橋局によると、コレクターから収集用の消印を求められ、この日までに２００人が記念はがきなどを送ってきたという。記念はがきは、限定販売の絵はがきが５種類。切手なしが各１００円で限定２００枚、切手付きが各２２０円で40枚。メガホン型は２２０円で５００枚あり、市役所や美術博物館で販売中。
【加藤広宣】