文字の大きさ

エムキャンパスでスタートアップイベント

スタートアップウイークエンド豊橋の参加者=エムキャンパスで(提供)
スタートアップウイークエンド豊橋の参加者=エムキャンパスで(提供)
優勝チーム(同)
優勝チーム(同)

 豊橋市駅前大通2の再開発ビル「emCAMPUS(エムキャンパス)」で10~12日、起業のアイデアを練り上げるイベント「Startup Weekend(スタートアップウイークエンド)豊橋」が開かれた。最終日の12日には事業計画が発表され、審査したサーラグループの神野吾郎代表は「この発見を地域の風土になるようにしてほしい」とエールの言葉を送った。出場した愛知大学OBの会社員が、その様子をリポートしてくれた。

 金曜夜から日曜夜までの計54時間で、事業計画を発案し、発表する。各参加者が持っているテーマを絞り、数人単位の8チームで進んだ。
 参加者は、豊橋技術科学大学や愛知大学の学生から三河地域の製造業で働く会社員、地方自治体の職員など幅広い。ある人は「脳に汗をかくような体験だ」と語った。
 最終日のプレゼンテーションでは、初日に発表されていたアイデアと異なる事業計画がいくつも見られた。「ピボット」と呼ばれる方向転換をしたためだ。議論の中で、その事業には客や需要が存在していないことを発見したからという。婚活やあこがれの職業体験、父親向けの目的地提案といった新しい内容が披露された。神野代表は「社会課題がこんなにあるのか」と目を丸くした。
 優勝は「車通勤時に0秒で朝食を渡す」ことを目指したグループ。短時間で朝食を渡すことを実際に検証し、災害時の配給などへの応用の可能性が存在した点が評価された。
 グループリーダーを務めた会社員の田中翔麻さん(33)は「2日目の夜に別のアイデアにピボットするか悩んでいた」と語る。起業家や専門家から「朝食を食べる必要があるのか」と根本的な部分で需要の存否に関する疑問が出されたためだ。だが、「最初に掲げた『0秒で朝食を渡す』という思いに賛同してくれた」ことから当初事業計画を貫いた。
 このイベントは起業家の輩出を目的としたもので、2007年に米国で始まった。現在は約150カ国で開催されており、日本では延べ1万人以上が参加した。豊橋で運営代表を務めた室井崇広さん(33)は「地域の起業家コミュニティーを広げたくて開催した」と語る。豊橋では6回目で、今後も開催することを検討している。

 豊橋市駅前大通2の再開発ビル「emCAMPUS(エムキャンパス)」で10~12日、起業のアイデアを練り上げるイベント「Startup Weekend(スタートアップウイークエンド)豊橋」が開かれた。最終日の12日には事業計画が発表され、審査したサーラグループの神野吾郎代表は「この発見を地域の風土になるようにしてほしい」とエールの言葉を送った。出場した愛知大学OBの会社員が、その様子をリポートしてくれた。

 金曜夜から日曜夜までの計54時間で、事業計画を発案し、発表する。各参加者が持っているテーマを絞り、数人単位の8チームで進んだ。
 参加者は、豊橋技術科学大学や愛知大学の学生から三河地域の製造業で働く会社員、地方自治体の職員など幅広い。ある人は「脳に汗をかくような体験だ」と語った。
 最終日のプレゼンテーションでは、初日に発表されていたアイデアと異なる事業計画がいくつも見られた。「ピボット」と呼ばれる方向転換をしたためだ。議論の中で、その事業には客や需要が存在していないことを発見したからという。婚活やあこがれの職業体験、父親向けの目的地提案といった新しい内容が披露された。神野代表は「社会課題がこんなにあるのか」と目を丸くした。
 優勝は「車通勤時に0秒で朝食を渡す」ことを目指したグループ。短時間で朝食を渡すことを実際に検証し、災害時の配給などへの応用の可能性が存在した点が評価された。
 グループリーダーを務めた会社員の田中翔麻さん(33)は「2日目の夜に別のアイデアにピボットするか悩んでいた」と語る。起業家や専門家から「朝食を食べる必要があるのか」と根本的な部分で需要の存否に関する疑問が出されたためだ。だが、「最初に掲げた『0秒で朝食を渡す』という思いに賛同してくれた」ことから当初事業計画を貫いた。
 このイベントは起業家の輩出を目的としたもので、2007年に米国で始まった。現在は約150カ国で開催されており、日本では延べ1万人以上が参加した。豊橋で運営代表を務めた室井崇広さん(33)は「地域の起業家コミュニティーを広げたくて開催した」と語る。豊橋では6回目で、今後も開催することを検討している。

スタートアップウイークエンド豊橋の参加者=エムキャンパスで(提供)
スタートアップウイークエンド豊橋の参加者=エムキャンパスで(提供)
優勝チーム(同)
優勝チーム(同)

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR