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四谷千枚田の米で五平餅

五平餅を買い求める人々場=豊橋市高田町で
五平餅を買い求める人々場=豊橋市高田町で
串には「四谷千枚田」の文字が焼き印された
串には「四谷千枚田」の文字が焼き印された

 豊橋市高田町の「丸八製菓」は19日、新城市の棚田で収穫した米を使った五平餅などを売り出すイベント「四谷千枚田盛り上げ隊」を自社の「八雲だんご直売所」で開いた。大勢の買い物客でにぎわった。
 新城市北部の四谷地区にある棚田「四谷千枚田」は標高883㍍の鞍掛山南斜面にあり、420枚、広さ3・6㌶の田んぼが階段状に連なる。高い場所は標高430㍍、低い場所は同230㍍と高低差がある。26戸が稲作している。
 丸八製菓の鈴木昌敏社長が棚田の景観とそこで米を育てる人々に感銘を受け、余剰米を買い、2013年から五平餅を通信販売している。
 今回は毎月実施している売り出しに合わせて四谷千枚田をPRしようと企画。五平餅の串に「四谷千枚田」の焼き印を入れた。千枚田の写真や地元有志の活動を紹介する専用ブースを設けた。
 会場には四谷地区で棚田の保存活動を続ける「鞍掛山麓千枚田保存会」の小山舜二会長が訪れた。「米は自宅で食べる分だけ作っていたので耕作放棄地もあった。鈴木さんの応援のおかげで、棚田が保全できた」と感謝の気持ちを述べた。
 鈴木社長は「急斜面で作業する農村風景が失われつつある。いつまでも続けてほしい」と語った。
 会場では、ほかにコーヒーや焼き菓子、すしなどの販売もあった。
【安藤聡】

 豊橋市高田町の「丸八製菓」は19日、新城市の棚田で収穫した米を使った五平餅などを売り出すイベント「四谷千枚田盛り上げ隊」を自社の「八雲だんご直売所」で開いた。大勢の買い物客でにぎわった。
 新城市北部の四谷地区にある棚田「四谷千枚田」は標高883㍍の鞍掛山南斜面にあり、420枚、広さ3・6㌶の田んぼが階段状に連なる。高い場所は標高430㍍、低い場所は同230㍍と高低差がある。26戸が稲作している。
 丸八製菓の鈴木昌敏社長が棚田の景観とそこで米を育てる人々に感銘を受け、余剰米を買い、2013年から五平餅を通信販売している。
 今回は毎月実施している売り出しに合わせて四谷千枚田をPRしようと企画。五平餅の串に「四谷千枚田」の焼き印を入れた。千枚田の写真や地元有志の活動を紹介する専用ブースを設けた。
 会場には四谷地区で棚田の保存活動を続ける「鞍掛山麓千枚田保存会」の小山舜二会長が訪れた。「米は自宅で食べる分だけ作っていたので耕作放棄地もあった。鈴木さんの応援のおかげで、棚田が保全できた」と感謝の気持ちを述べた。
 鈴木社長は「急斜面で作業する農村風景が失われつつある。いつまでも続けてほしい」と語った。
 会場では、ほかにコーヒーや焼き菓子、すしなどの販売もあった。
【安藤聡】

五平餅を買い求める人々場=豊橋市高田町で
五平餅を買い求める人々場=豊橋市高田町で
串には「四谷千枚田」の文字が焼き印された
串には「四谷千枚田」の文字が焼き印された

カテゴリー:社会・経済

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