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愛大スキー事故追悼式

豊橋キャンパスで追悼の言葉を述べる川井学長(いずれも提供)
豊橋キャンパスで追悼の言葉を述べる川井学長(いずれも提供)
栂池高原での追悼式
栂池高原での追悼式

 長野県小谷村の栂池高原スキー場で2008年、愛知大学生2人が死亡する雪崩事故が起きた3日、追悼式が豊橋市町畑町の同大豊橋キャンパス、現地であった。新型コロナウイルス禍のため、昨年に続いて関係者のみで営まれた。
 事故は2008年2月3日午後に発生した。学生5人が非常勤講師の引率で立ち入り禁止の林間コースに進入し、雪崩に遭遇した。大木亜紀さん(当時20歳)と大竹麻友さん(同)は救出されたものの、翌日に亡くなった。愛大はこの日を「慰霊の日」とし毎年、現地と豊橋で追悼式を営んでいる。
 豊橋キャンパスにある慰霊碑前で行われた式には、教職員ら75人が参列した。川井学長の追悼の言葉、黙とうに続き、献花した。
 川井学長は「今年で14年。体育実技という正課の授業中に引率教員が先導して立ち入り禁止とされていたコースに誤って入った際に起こった出来事で、極めて遺憾であり、改めて心から謝罪申し上げます」などと述べた。続いて「大学はこの取り返しのつかない事故を重い教訓として受け止め、再発を防止すること、そしてその記憶をとどめておくことが最低限の責務であると考えています」と誓った。
 事故のことを知る教職員が減少していることを踏まえ、現地に赴いたことがない教職員にも現地での追悼式に参列してもらうようにしているという。
 栂池高原には大学から国際コミュニケーション学部の加納寛学部長ら教職員5人が参列し、川井学長の言葉を代読した。
【山田一晶】

 長野県小谷村の栂池高原スキー場で2008年、愛知大学生2人が死亡する雪崩事故が起きた3日、追悼式が豊橋市町畑町の同大豊橋キャンパス、現地であった。新型コロナウイルス禍のため、昨年に続いて関係者のみで営まれた。
 事故は2008年2月3日午後に発生した。学生5人が非常勤講師の引率で立ち入り禁止の林間コースに進入し、雪崩に遭遇した。大木亜紀さん(当時20歳)と大竹麻友さん(同)は救出されたものの、翌日に亡くなった。愛大はこの日を「慰霊の日」とし毎年、現地と豊橋で追悼式を営んでいる。
 豊橋キャンパスにある慰霊碑前で行われた式には、教職員ら75人が参列した。川井学長の追悼の言葉、黙とうに続き、献花した。
 川井学長は「今年で14年。体育実技という正課の授業中に引率教員が先導して立ち入り禁止とされていたコースに誤って入った際に起こった出来事で、極めて遺憾であり、改めて心から謝罪申し上げます」などと述べた。続いて「大学はこの取り返しのつかない事故を重い教訓として受け止め、再発を防止すること、そしてその記憶をとどめておくことが最低限の責務であると考えています」と誓った。
 事故のことを知る教職員が減少していることを踏まえ、現地に赴いたことがない教職員にも現地での追悼式に参列してもらうようにしているという。
 栂池高原には大学から国際コミュニケーション学部の加納寛学部長ら教職員5人が参列し、川井学長の言葉を代読した。
【山田一晶】

豊橋キャンパスで追悼の言葉を述べる川井学長(いずれも提供)
豊橋キャンパスで追悼の言葉を述べる川井学長(いずれも提供)
栂池高原での追悼式
栂池高原での追悼式

カテゴリー:社会・経済

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