県議補選あす6日に投開票 豊橋市選挙区

　議員辞職に伴う県議会豊橋市選挙区補選は６日投票、即日開票される。改選数２に３人が立候補している。届出順に共産元職の下奥奈歩氏（34）、減税新人の竹上裕子氏（61）、元市議で無所属新人の広田勉氏（52）が舌戦を繰り広げている。
　下奥氏は新型コロナウイルス禍での医療体制拡充のほか、若者の労働環境改善や性暴力被害に悩む女性の救済策などを訴えている。
　竹上氏は教員経験に基づき、教育現場でのソーシャルワーカー活用策を訴える。コロナ対策ではワクチンと並行して経口薬の活用も主張する。
　広田氏は連合愛知の推薦を受け、労働組合員ら中心に支持層の拡大を図る。物流や公共交通、人材育成などの広域連携促進を訴えている。
　気になるのは投票率。期日前投票者数は３日現在で７６８９人と低い。２０１９年４月の県議選の投票率は39・75％だった。
　投票は午前７時～午後８時に市内65会場で。開票は豊城中学校体育館で午後９時から。
　今回は、普段使っている市総合体育館（神野新田町）がスポーツイベントで使えず、通常より人員や機材などの規模を縮小する。市選挙管理委員会によると、総合体育館で開票を始めて以降、別会場での作業は初で、投票用紙の読取機などは半分以下となる見込み。責任者は「勝手が違うため、大勢判明の見通しも立てづらい」と話す。
　先月27日現在の選挙人名簿登録者数は29万９１６４人（男14万９５２８人、女14万９６３６人）。
【加藤広宣】