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田原の福江高と福江中 「連携型中高一貫教育」本格化

福江地区の「連携型中高一貫教育」に関して協議する専門の委員会=県立福江高校で
福江地区の「連携型中高一貫教育」に関して協議する専門の委員会=県立福江高校で

 田原市福江地区の県立福江高校と市立福江中学校による「連携型中高一貫教育」が今年度から、本格的に始まった。
 中高一貫教育は教育期間を6年間とし、継続的な教育活動を展開しながら生徒の個性や学力などを育てる狙いや、学校の魅力化、地域の人材育成などが目的にある。
 このうち、両校のケースとなる“連携教育”は、学校の設置者が違う場合でも実施可能で、授業や教員、生徒間交流、地域活動などにより連携を深めていくとされている。
 両校の連携教育は「県立高校教育推進実施計画」(県教育委員会)で示されており、昨年度は試行段階として部分的に進めてきたが、これまでの実績や必要な検討を踏まえ、今年度から本格実施が正式に決定。今後、全校レベルの拡大を目指して進めていく方向となる。
 27日には、福江高校で、両校長をはじめ、市教委、県教委関係者らが連携教育に関して協議する専門の委員会が行われ、今年度の計画案について意見交換した。
 今年度計画では、行事や総合学習を通じた生徒間交流をはじめ、部活動、教員相互の交流推進を目標に置く。教員については情報交換にも力を入れ、チームティーチングやキャリア教育も実践していくとした。
 意見交換の中では、生徒・教員交流の重要性や、全部活動を対象にした交流、保護者に対して理解を深めること、教員の相互交流が負担にならないような配慮などを指摘する声があった。
 入試制度に関しては、保護者からの関心が高いため、学校現場側から「先を見据えた指導が必要になる」「できるだけ早い導入を期待したい」との声が上がり、県教委側は両校の要望を踏まえていくことを前提に、最速で「2019(平成31)度から開始できる可能性がある」と説明。学力保障を確実に守ることに関しても全体で考えを確認した。
 福江高校では18年度を目標に「観光ビジネスコース」新設も計画されている。
(千葉敬也)

 田原市福江地区の県立福江高校と市立福江中学校による「連携型中高一貫教育」が今年度から、本格的に始まった。
 中高一貫教育は教育期間を6年間とし、継続的な教育活動を展開しながら生徒の個性や学力などを育てる狙いや、学校の魅力化、地域の人材育成などが目的にある。
 このうち、両校のケースとなる“連携教育”は、学校の設置者が違う場合でも実施可能で、授業や教員、生徒間交流、地域活動などにより連携を深めていくとされている。
 両校の連携教育は「県立高校教育推進実施計画」(県教育委員会)で示されており、昨年度は試行段階として部分的に進めてきたが、これまでの実績や必要な検討を踏まえ、今年度から本格実施が正式に決定。今後、全校レベルの拡大を目指して進めていく方向となる。
 27日には、福江高校で、両校長をはじめ、市教委、県教委関係者らが連携教育に関して協議する専門の委員会が行われ、今年度の計画案について意見交換した。
 今年度計画では、行事や総合学習を通じた生徒間交流をはじめ、部活動、教員相互の交流推進を目標に置く。教員については情報交換にも力を入れ、チームティーチングやキャリア教育も実践していくとした。
 意見交換の中では、生徒・教員交流の重要性や、全部活動を対象にした交流、保護者に対して理解を深めること、教員の相互交流が負担にならないような配慮などを指摘する声があった。
 入試制度に関しては、保護者からの関心が高いため、学校現場側から「先を見据えた指導が必要になる」「できるだけ早い導入を期待したい」との声が上がり、県教委側は両校の要望を踏まえていくことを前提に、最速で「2019(平成31)度から開始できる可能性がある」と説明。学力保障を確実に守ることに関しても全体で考えを確認した。
 福江高校では18年度を目標に「観光ビジネスコース」新設も計画されている。
(千葉敬也)

福江地区の「連携型中高一貫教育」に関して協議する専門の委員会=県立福江高校で
福江地区の「連携型中高一貫教育」に関して協議する専門の委員会=県立福江高校で

カテゴリー:地域・教育

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