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郷土本「つげがわの昔話」完成

完成した本を持つ6年生=新城市立黄柳川小で
完成した本を持つ6年生=新城市立黄柳川小で
本の一部。右は児童のレポート、左が昔話
本の一部。右は児童のレポート、左が昔話
本を読む石野さん
本を読む石野さん

 新城市立黄柳川小学校の児童や地元住民が郷土本「つげがわの昔話」を作った。6年生が発案し、全校児童57人が名所などを訪れた取材成果と、地域の昔話を掲載した。450冊を地域に配った。
 6年生の松井瑚陽さんが昨年4月、「地域を大切にして文化を残したい」と作文に書いたのがきっかけ。6年生7人が総合授業で取り組み、下級生に協力を呼びかけた。地元住民でつくる共育運営協議会も参加し、昔話をまとめ、児童が読める言葉にした。
 B5判、100㌻。児童が担当した「名所・昔話の現地レポート」と、住民が選んだ「地域の昔話91話」の2部構成。レポートは夏休みに全校児童が「どうの大杉」(多利野)や「水浴びじぞう」(竹ノ輪)などを巡り、写真を撮影して感想文を書いた。昔話は「八名郡誌」や「南設楽郡誌」など地域に残る書籍から引用した。
 松井さんは「地域や学校のためになる大切なものを作りたかった。本ができてうれしい」と話した。
 学校は山吉田、黄柳野小を統合して2014年に開校した。山吉田小出身の白井和典校長は「児童と住民が力合わせて作った。地元に愛着を持ってもらえれば」と語った。
 地元住民に配られた。小学3年時に「新戸の蛇穴」を訪れて学校新聞に載せたことがある石野泰志さん(67)は「子どもたちが実際に現地まで行って確かめるのはうれしい」と述べた。
 本は学校で閲覧できる。
【安藤聡】

 新城市立黄柳川小学校の児童や地元住民が郷土本「つげがわの昔話」を作った。6年生が発案し、全校児童57人が名所などを訪れた取材成果と、地域の昔話を掲載した。450冊を地域に配った。
 6年生の松井瑚陽さんが昨年4月、「地域を大切にして文化を残したい」と作文に書いたのがきっかけ。6年生7人が総合授業で取り組み、下級生に協力を呼びかけた。地元住民でつくる共育運営協議会も参加し、昔話をまとめ、児童が読める言葉にした。
 B5判、100㌻。児童が担当した「名所・昔話の現地レポート」と、住民が選んだ「地域の昔話91話」の2部構成。レポートは夏休みに全校児童が「どうの大杉」(多利野)や「水浴びじぞう」(竹ノ輪)などを巡り、写真を撮影して感想文を書いた。昔話は「八名郡誌」や「南設楽郡誌」など地域に残る書籍から引用した。
 松井さんは「地域や学校のためになる大切なものを作りたかった。本ができてうれしい」と話した。
 学校は山吉田、黄柳野小を統合して2014年に開校した。山吉田小出身の白井和典校長は「児童と住民が力合わせて作った。地元に愛着を持ってもらえれば」と語った。
 地元住民に配られた。小学3年時に「新戸の蛇穴」を訪れて学校新聞に載せたことがある石野泰志さん(67)は「子どもたちが実際に現地まで行って確かめるのはうれしい」と述べた。
 本は学校で閲覧できる。
【安藤聡】

完成した本を持つ6年生=新城市立黄柳川小で
完成した本を持つ6年生=新城市立黄柳川小で
本の一部。右は児童のレポート、左が昔話
本の一部。右は児童のレポート、左が昔話
本を読む石野さん
本を読む石野さん

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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