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豊川稲荷で学ぶ寺社建築

基壇工事の現場を見学する生徒たち=豊川稲荷で
基壇工事の現場を見学する生徒たち=豊川稲荷で

 県立東三河高等技術専門校(豊川市一宮町)の建築総合科の生徒5人が14日、豊川稲荷で建て替え中の法堂(はっとう)と位牌(いはい)堂の建設現場を見学、普段は見られない寺社の建築技法を学んだ。
 施工する中島工務店(岐阜県中津川市)の東池龍夫さん(58)と安達孝弘さん(51)が講師を務めた。基礎工事開始の昨夏ごろから見学をし、今回で5回目。建物の基礎となるコンクリートの土台(基壇)に鉄筋を張り巡せるなどして造成する仕組みについて説明した。生徒の質問に東池さんらが回答。柱同士をつなぎ合わせる際、ボルトの代わりに車知(しゃち)引きと呼ばれる栓を打ち込む伝統技法の免震の仕組みなども紹介した。
 安達さんは「安全な作業は工期短縮の近道である」の標語を挙げ「道具や材料が整っていれば探す時間が省けるし、足場がちゃんとしていれば1秒でも早く行きたい場所に行ける」と整理整頓の重要性を訴えた。
 今春の就職を控える2年生もおり、東池さんは「現場ではいろんなものを見て、分からないことがあれば聞いて。コミュニケーションで距離が縮まる」とアドバイスした。
(由本裕貴)

 県立東三河高等技術専門校(豊川市一宮町)の建築総合科の生徒5人が14日、豊川稲荷で建て替え中の法堂(はっとう)と位牌(いはい)堂の建設現場を見学、普段は見られない寺社の建築技法を学んだ。
 施工する中島工務店(岐阜県中津川市)の東池龍夫さん(58)と安達孝弘さん(51)が講師を務めた。基礎工事開始の昨夏ごろから見学をし、今回で5回目。建物の基礎となるコンクリートの土台(基壇)に鉄筋を張り巡せるなどして造成する仕組みについて説明した。生徒の質問に東池さんらが回答。柱同士をつなぎ合わせる際、ボルトの代わりに車知(しゃち)引きと呼ばれる栓を打ち込む伝統技法の免震の仕組みなども紹介した。
 安達さんは「安全な作業は工期短縮の近道である」の標語を挙げ「道具や材料が整っていれば探す時間が省けるし、足場がちゃんとしていれば1秒でも早く行きたい場所に行ける」と整理整頓の重要性を訴えた。
 今春の就職を控える2年生もおり、東池さんは「現場ではいろんなものを見て、分からないことがあれば聞いて。コミュニケーションで距離が縮まる」とアドバイスした。
(由本裕貴)

基壇工事の現場を見学する生徒たち=豊川稲荷で
基壇工事の現場を見学する生徒たち=豊川稲荷で

カテゴリー:社会・経済

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