豊橋南高の普通科教育コース修了式

　県立豊橋南高校で２月28日、普通科教育コース35人の修了式があった。
　同校の教育コースは２０１８年に県内で初めて設置された。愛知教育大学や市内小中学校と連携し、優れた教育者となる人材の育成に取り組んでいる。今年度の卒業生は２０１９年度に入学した２期生。
　式典で３年間の集大成として、宮原実優さんと水鳥桃香さんがコースを代表して研究論文を発表した。宮原さんは古文、水鳥さんは化学を取り上げ、高校生が苦手としやすい教科を分かりやすく教えるための手法について報告した。
　山脇正成校長は「化学反応のように、さまざまなものを変えていってほしい。それぞれの道でリーダーとなるような活躍を期待している」とエールを送った。愛教大の杉浦慶一郎副学長が卒業生に期待を寄せた。
　教育コース２年生代表の山本茉友さんは「それぞれの夢に向かって頑張ってほしい」との言葉を贈った。卒業生代表の藤倉妃萌花さんは「今日までにかけてもらった言葉を支えに、夢に向かって歩んでいきます」と話した。最後に２年生から卒業生にメッセージカードが手渡された。
　同日現在で12人が国公立大学に合格、６人が愛教大へ進学する。
【岸侑輝】