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技能五輪で入賞の県代表2人 東三河高等技術専門校に報告

メダルを胸に受賞報告する祝迫さんと平野校長、池田さん(前列右から)=東三河高等技術専門校で
メダルを胸に受賞報告する祝迫さんと平野校長、池田さん(前列右から)=東三河高等技術専門校で

 昨年12月に東京都で開かれた技能五輪全国大会「建築大工職種」で、県代表が銀賞と敢闘賞を獲得した。2人は同8月、豊川市一宮町の県立東三河高等技術専門校でスキルアップ講座を受講してから大会に臨んだ。1日、2人と勤務先の関係者が同校を訪れ、受賞を報告した。
 銀賞に輝いたのは名古屋市西区の「堀井工務店」に勤務する祝迫篤樹さん(21)。敢闘賞は豊田市の池田建築に勤務する池田健汰さん(23)。
 同校は8月の2日間、「技能五輪対策講座」を開講し、出場を目指す人や指導者が学んでいる。2人も受講し、全国大会へのスタートを切った。
 課題は9月に発表された。図面で示された「多面体小屋組」を完成させる。大会当日はその場で実物と同じ大きさの現寸図を書き、木材を削り、組み立てる。2日間計12時間、ギリギリまで課題に取り組むが例年に比べ、難易度が高く、完成できなかった出場者が多かったという。
 祝迫さんは3回目の挑戦。「少しは余裕を持てた」と振り返る。自動車関連産業から家業に転職して2年目の池田さんは「自己採点で60~70点」と悔しがった。
 同校での研修について祝迫さんは「前年に学んだことを学び直せた」と語り、池田さんは「深く考えていなかった現寸図の大切さが理解できた」と述べた。
 平野晃生校長から次の目標を尋ねると、祝迫さんは「1級建築士」、池田さんは「一から家を建てること」と答えた。
【山田一晶】

 昨年12月に東京都で開かれた技能五輪全国大会「建築大工職種」で、県代表が銀賞と敢闘賞を獲得した。2人は同8月、豊川市一宮町の県立東三河高等技術専門校でスキルアップ講座を受講してから大会に臨んだ。1日、2人と勤務先の関係者が同校を訪れ、受賞を報告した。
 銀賞に輝いたのは名古屋市西区の「堀井工務店」に勤務する祝迫篤樹さん(21)。敢闘賞は豊田市の池田建築に勤務する池田健汰さん(23)。
 同校は8月の2日間、「技能五輪対策講座」を開講し、出場を目指す人や指導者が学んでいる。2人も受講し、全国大会へのスタートを切った。
 課題は9月に発表された。図面で示された「多面体小屋組」を完成させる。大会当日はその場で実物と同じ大きさの現寸図を書き、木材を削り、組み立てる。2日間計12時間、ギリギリまで課題に取り組むが例年に比べ、難易度が高く、完成できなかった出場者が多かったという。
 祝迫さんは3回目の挑戦。「少しは余裕を持てた」と振り返る。自動車関連産業から家業に転職して2年目の池田さんは「自己採点で60~70点」と悔しがった。
 同校での研修について祝迫さんは「前年に学んだことを学び直せた」と語り、池田さんは「深く考えていなかった現寸図の大切さが理解できた」と述べた。
 平野晃生校長から次の目標を尋ねると、祝迫さんは「1級建築士」、池田さんは「一から家を建てること」と答えた。
【山田一晶】

メダルを胸に受賞報告する祝迫さんと平野校長、池田さん(前列右から)=東三河高等技術専門校で
メダルを胸に受賞報告する祝迫さんと平野校長、池田さん(前列右から)=東三河高等技術専門校で

カテゴリー:社会・経済

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