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朝翠流崋鵬吟詠会が田原で「平家物語」披露

琵琶を奏でる川嶋さん=田原文化会館で
琵琶を奏でる川嶋さん=田原文化会館で

 田原市内で活動する「朝翠流崋鵬吟詠会」は15日、東日本大震災追悼・復興チャリティー「琵琶と吟剣詩舞で伝える平家物語」を田原文化会館で開いた。350人が来場し、琵琶の幽玄な音色と吟詠会メンバーの朗々とした声に耳を傾けた。東愛知新聞社など後援。
 はじめに吟詠会の片岡博雄会長があいさつ。東日本大震災はまだ復興の半ばであることや、ロシアによるウクライナ侵攻で今も命が失われていることに触れ「命の大切さを改めて自覚し、祈りの心が芽生えるきっかけになれば」と話した。
 第1部は「琵琶で語る平家物語」。薩摩琵琶演奏の第一人者とされる川嶋信子さんが平家物語を「祇園精舎」「敦盛」「壇ノ浦」と3曲演奏。琵琶にまつわるエピソードや奏法についても解説した。
 第2部は「吟剣詩舞で観る平家の最後」として、吟詠会の8人の語りで、日本壮心流渥美昭武舘の4人が舞を務めた。「常盤孤を抱くの図に題す」「奥の細道 平泉の一節」を読むのに合わせ、扇などを使って見事に舞った。盛大な拍手が起きた。
 来場者から集まった寄付金は「ハタチ基金」に送られる。
【岸侑輝】

 田原市内で活動する「朝翠流崋鵬吟詠会」は15日、東日本大震災追悼・復興チャリティー「琵琶と吟剣詩舞で伝える平家物語」を田原文化会館で開いた。350人が来場し、琵琶の幽玄な音色と吟詠会メンバーの朗々とした声に耳を傾けた。東愛知新聞社など後援。
 はじめに吟詠会の片岡博雄会長があいさつ。東日本大震災はまだ復興の半ばであることや、ロシアによるウクライナ侵攻で今も命が失われていることに触れ「命の大切さを改めて自覚し、祈りの心が芽生えるきっかけになれば」と話した。
 第1部は「琵琶で語る平家物語」。薩摩琵琶演奏の第一人者とされる川嶋信子さんが平家物語を「祇園精舎」「敦盛」「壇ノ浦」と3曲演奏。琵琶にまつわるエピソードや奏法についても解説した。
 第2部は「吟剣詩舞で観る平家の最後」として、吟詠会の8人の語りで、日本壮心流渥美昭武舘の4人が舞を務めた。「常盤孤を抱くの図に題す」「奥の細道 平泉の一節」を読むのに合わせ、扇などを使って見事に舞った。盛大な拍手が起きた。
 来場者から集まった寄付金は「ハタチ基金」に送られる。
【岸侑輝】

琵琶を奏でる川嶋さん=田原文化会館で
琵琶を奏でる川嶋さん=田原文化会館で

カテゴリー:社会・経済

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