豊橋美博でアウトサイダーアート展

　豊橋市美術博物館第３展示室で「第11回アウトサイダーアート２０２２豊橋＆第３回トヨハシブリュットアートコンテスト上位入賞者作品展」が開かれている。各地の障がい者による個性豊かな芸術作品の数々を紹介する。10日まで。
　実行委員会など主催、東愛知新聞社など後援。会場には「四海同胞 (しかいどうほう）」をテーマに約１２０点を展示した。「まごころを持てば人は兄弟のように親しくなれる」という意味。恒例となった「アウトサイダーアート」では、東海地区を中心に関東、関西の福祉事業所で活動する利用者らの絵画、立体作品を紹介している。

トヨハシブリュットアートコン上位入賞作紹介も

　公募展「第３回トヨハシブリュット」の上位作品展示は国内外から寄せられた30点。いろいろな画材を使ったカラフルな絵画のほか、粘土や身近な廃材などを活用したオブジェが目を引く。会場一角には、昨年募集した「一枚のはがき」アートコンテストの受賞作も並べている。
　９、10の両日は、会場内でギャラリートークを予定。関連事業として５月14日まで、市内の「ＷＡＣアグリカフェ」「みんなの居笑」「ＷＡＣ＋福祉の窓口」の３カ所で「アールブリュットとよはしⅠ」と題した作品展を展開している。
【田中博子】