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人命救助の伊藤さんに感謝状

感謝状を持つ伊藤さん㊧=豊川署で
感謝状を持つ伊藤さん㊧=豊川署で

 豊川署は21日、豊川市篠束町の善光寺川で溺れていた70代女性を助けた同町の農業伊藤昇司さん(80)に感謝状を贈った。40年にわたり消防士を務めており、的確な判断と適切な措置が人命を救った。
 3月27日午後3時半頃、伊藤さんが日課の散歩で善光寺川に掛かる橋を渡りかけた時、50㍍先の川の中に2人がいるのを見つけた。「おかしい」と思った伊藤さん。近づくと幅5㍍、水深50㌢の川で、うつ伏せの状態でいる妻を夫が助けようしているところだった。夫は体が不自由で妻を助けるのは難しかった。周囲に人はおらず「助けなければいけない」と瞬時に思い、約2㍍ある堤防ののり面を滑り降り、川に飛び込んだ。
 女性を抱きかかえて救助し、呼吸できる体勢に戻した。息をしていることを確認し、119番した。女性は救急隊が確保し、低体温症の疑いで病院に運ばれたが、無事だった。
 この日、豊川署で贈呈式が開かれた。近藤賢署長から感謝状が贈られた伊藤さんは「助けられた時はほっとしました」と話した。
【林大二朗】

 豊川署は21日、豊川市篠束町の善光寺川で溺れていた70代女性を助けた同町の農業伊藤昇司さん(80)に感謝状を贈った。40年にわたり消防士を務めており、的確な判断と適切な措置が人命を救った。
 3月27日午後3時半頃、伊藤さんが日課の散歩で善光寺川に掛かる橋を渡りかけた時、50㍍先の川の中に2人がいるのを見つけた。「おかしい」と思った伊藤さん。近づくと幅5㍍、水深50㌢の川で、うつ伏せの状態でいる妻を夫が助けようしているところだった。夫は体が不自由で妻を助けるのは難しかった。周囲に人はおらず「助けなければいけない」と瞬時に思い、約2㍍ある堤防ののり面を滑り降り、川に飛び込んだ。
 女性を抱きかかえて救助し、呼吸できる体勢に戻した。息をしていることを確認し、119番した。女性は救急隊が確保し、低体温症の疑いで病院に運ばれたが、無事だった。
 この日、豊川署で贈呈式が開かれた。近藤賢署長から感謝状が贈られた伊藤さんは「助けられた時はほっとしました」と話した。
【林大二朗】

感謝状を持つ伊藤さん㊧=豊川署で
感謝状を持つ伊藤さん㊧=豊川署で

カテゴリー:社会・経済

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